ミランが今シーズン初の「ウノ・ゼロ勝利」! 本田はまたも終盤投入…

カテゴリ:メガクラブ

白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

2015年10月29日

距離感が良くなり、細かいコンビネーションが機能。

3試合連続で終盤投入となった本田。身体を張った守備を見せたが、攻撃面は見せ場なしだった。(C)Getty Images

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 前半のミランの攻撃は、ここ数試合と同じく人もボールも動かず、それぞれが個の打開しか考えていない最悪のパフォーマンスだった。
 
 逆に後半は、選手間の距離感が良くなり、細かいコンビネーションでの崩しが機能。結局は1点止まりだったが、内容的には3ゴールを奪った5節ウディネーゼ戦の前半と並ぶ、今シーズン最高のパフォーマンスと言える。
 
 守備はキエーボ攻撃陣のクオリティー不足という事情を差し引いても、ここ数試合と比べると安定感があった。最終ラインはチャレンジ&カバーがほぼ成功していたし、ドンナルッマもいくつか好セーブを見せた。
 
 ミランにとってイタリアらしい「ウノ・ゼロ(1-0)」の勝利は今シーズン初。後半に2失点して結局は3-2で終わったウディネーゼ戦後に「私は何度かウノ・ゼロでも勝ちたい」と語っていたミハイロビッチ監督も、結果には満足しているだろう。
 
 本田は3試合連続となる「守備固め」、「時間稼ぎ」の意味合いが強い出場に。セリエA50試合目という節目のゲームは、ノーインパクトで終わった。
 
 日本代表のエースにとっては、我慢の時期が続いている。
 
文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
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