元イタリア代表監督をテクニカルディレクターに招聘!?
一般紙『ラ・レプブリカ』のミラン番としてクラブの内情に精通し、情報の確度には定評があるエンリコ・クロー記者の見立てでは、10月28日のキエーボ戦、続く11月1日のラツィオ戦の結果と内容次第では、ミハイロビッチ解任の可能性が小さくないという。
もしそうなれば、ここ2年で4度目の監督交代となる。シーズン中の解任は、マッシミリアーノ・アッレグリの首を切って、クラレンス・セードルフにすげ替えた13-14シーズン以来だ。
前述のベルルスコーニの言葉通り、以前のミランはシーズン途中の監督解任を避けるのがいわば“スタイル”だった。しかし、今やオーナー自らがその方針を曲げようとするほど、チームは低迷しているのだ。
ミハイロビッチ解任となれば、かねてからベルルスコーニやアドリアーノ・ガッリアーニ副会長との接触が伝えられる元イタリア代表監督のマルチェロ・リッピをテクニカルディレクターに招聘し、監督には現在プリマベーラ(U-19)を率いるクリスティアン・ブロッキを内部昇格させるプランが濃厚と見られる。
それが現実となれば、「誰が監督をやっても同じ。クラブやサポーターから変わらないと」という本田圭佑の言葉が、ますます説得力を帯びてくるが……。
文:片野道郎
【著者プロフィール】
片野道郎/1962年生まれ、仙台市出身。95年からイタリア北部のアレッサンドリアに在住し、翻訳家兼ジャーナリストとして精力的に活動中。カルチョを文化として捉え、その営みを巡ってのフィールドワークを継続発展させる。『ワールドサッカーダイジェスト』では、現役監督のロベルト・ロッシ氏とのコラボによる戦術解説や選手分析が好評を博している。
もしそうなれば、ここ2年で4度目の監督交代となる。シーズン中の解任は、マッシミリアーノ・アッレグリの首を切って、クラレンス・セードルフにすげ替えた13-14シーズン以来だ。
前述のベルルスコーニの言葉通り、以前のミランはシーズン途中の監督解任を避けるのがいわば“スタイル”だった。しかし、今やオーナー自らがその方針を曲げようとするほど、チームは低迷しているのだ。
ミハイロビッチ解任となれば、かねてからベルルスコーニやアドリアーノ・ガッリアーニ副会長との接触が伝えられる元イタリア代表監督のマルチェロ・リッピをテクニカルディレクターに招聘し、監督には現在プリマベーラ(U-19)を率いるクリスティアン・ブロッキを内部昇格させるプランが濃厚と見られる。
それが現実となれば、「誰が監督をやっても同じ。クラブやサポーターから変わらないと」という本田圭佑の言葉が、ますます説得力を帯びてくるが……。
文:片野道郎
【著者プロフィール】
片野道郎/1962年生まれ、仙台市出身。95年からイタリア北部のアレッサンドリアに在住し、翻訳家兼ジャーナリストとして精力的に活動中。カルチョを文化として捉え、その営みを巡ってのフィールドワークを継続発展させる。『ワールドサッカーダイジェスト』では、現役監督のロベルト・ロッシ氏とのコラボによる戦術解説や選手分析が好評を博している。