プレミアEASTでの快進撃を呼び起こした“夏の屈辱”。
「インターハイは少しの気の弛みも見逃してもらえない厳しさを学んだ。もうあんな思いはしたくはありません。どんなに苦しくても、弛みが出ない戦いをしていきたい」
神谷がこう語ったように、選手たちのなかにはあの忘れられない敗戦がある。インターハイ初戦の久御山戦。はっきり言ってなにも良いところが出せないまま、タイムアップの時を迎えた。屈辱の敗戦。優勝候補筆頭と目されていたチームだっただけに、そのショックは大きかった。
だが、その悔しさがチームに精神的なたくましさを植え付けた。それがプレミアリーグEASTでの快進撃につながっている。インターハイ後、チームは4勝1分けと負けなし。そのなかには柏U-18を4−1で一蹴したゲームをはじめ、市立船橋戦では後半アディショナルタイムで0−1から試合をひっくり返し、大宮ユース戦でも0−1から終盤に追いつき、アディショナルタイムで逆転するなど、勝負強さを発揮している。
「勝ちたいという気持ちが強いチームになってきた。そこがベースとなって、神谷の技術や北城のキャプテンシー、原山のロングスローなど、いろんな武器を持てているのが今年の強み」
黒田監督も大きな手応えを掴んでいる今年のチーム。選手権でも、当然のように優勝候補筆頭となるが、「前回は初戦でPK負けをしているし、優勝とか言わずに、まずは初戦を突破し、一戦ずつ大事に戦う」と黒田監督は慎重だ。だが、言葉の節々に自信は覗かせている。
「3年生は力があるけど、2年生が多いチーム。2年生がチームを底上げしてくれている。これは準優勝した時のチームに似ている」。
今から6年前の選手権では、3年に椎名伸志(現・富山)、2年に柴崎岳(現・鹿島)、櫛引政敏(現・清水)らを擁し、準優勝に輝いた経験がある。この時と似た陣容で臨む21回目の選手権。歴史を塗り替えられるか。『東北の雄』がまた冬を熱くさせてくれるかもしれない。
神谷がこう語ったように、選手たちのなかにはあの忘れられない敗戦がある。インターハイ初戦の久御山戦。はっきり言ってなにも良いところが出せないまま、タイムアップの時を迎えた。屈辱の敗戦。優勝候補筆頭と目されていたチームだっただけに、そのショックは大きかった。
だが、その悔しさがチームに精神的なたくましさを植え付けた。それがプレミアリーグEASTでの快進撃につながっている。インターハイ後、チームは4勝1分けと負けなし。そのなかには柏U-18を4−1で一蹴したゲームをはじめ、市立船橋戦では後半アディショナルタイムで0−1から試合をひっくり返し、大宮ユース戦でも0−1から終盤に追いつき、アディショナルタイムで逆転するなど、勝負強さを発揮している。
「勝ちたいという気持ちが強いチームになってきた。そこがベースとなって、神谷の技術や北城のキャプテンシー、原山のロングスローなど、いろんな武器を持てているのが今年の強み」
黒田監督も大きな手応えを掴んでいる今年のチーム。選手権でも、当然のように優勝候補筆頭となるが、「前回は初戦でPK負けをしているし、優勝とか言わずに、まずは初戦を突破し、一戦ずつ大事に戦う」と黒田監督は慎重だ。だが、言葉の節々に自信は覗かせている。
「3年生は力があるけど、2年生が多いチーム。2年生がチームを底上げしてくれている。これは準優勝した時のチームに似ている」。
今から6年前の選手権では、3年に椎名伸志(現・富山)、2年に柴崎岳(現・鹿島)、櫛引政敏(現・清水)らを擁し、準優勝に輝いた経験がある。この時と似た陣容で臨む21回目の選手権。歴史を塗り替えられるか。『東北の雄』がまた冬を熱くさせてくれるかもしれない。