2年生コンビの積極果敢な姿勢が逆転勝利を呼び込む。
2年生コンビが白熱した試合を牽引し続けた。
高円宮杯プレミアリーグEAST・15節。首位の青森山田と、勝点差1で2位につける大宮ユースとの頂上決戦。アウェーに乗り込んだ青森山田は、0-1から残り15分で逆転し、首位の座をがっちりと固める勝利を手にした。この試合の立役者となったのが、高橋壱晟と住永翔の中盤の2年生コンビだった。
ふたりは今年のチームのなかで時にはダブルボランチを組み、時にはアンカーとトップ下の縦の関係となり、そのコンビネーションの出来が攻守の鍵を握っていた。
この試合で青森山田は、住永をアンカーに置き、湘南入団内定の神谷優太と高橋を2シャドーとした4-1-4-1の布陣で臨んだ。前半こそ大宮ユースの多彩なポゼッションに翻弄され、45分にはMF松崎快に個で打開されて先制点を献上した。
しかし、後半は一転、青森山田が優勢となった。その要因がこの2年生コンビの存在だった。住永が豊富な運動量で中盤をカバーすると、高橋が積極果敢にバイタルエリアに侵入したり、裏へ抜け出すなど、活発に仕掛けて攻撃を活性化した。
さらに住永も機を見てバイタルエリアに顔を出すと、高橋はスッと落ちて住永のスペースをカバーする。このふたりのチャレンジ&カバーにより、青森山田は分厚い攻撃を仕掛けられたばかりでなく、相手に奪われても素早く連動性のあるプレッシングが可能となり、セカンドボールでも優位に立つことができた。
この中盤の圧力によって大宮ユースは劣勢に立たされ、青森山田が容赦なく攻撃を繰り出す図式となった。79分、バイタルエリア中央に走り込んだ味方に縦パスが入ると、高橋が最終ラインのギャップに飛び出す。そこへ相手DFが食いついた瞬間、左サイドのスペースが空いた。味方がタイミング良くそのスペースにボールを落とすと、猛然と走り込んできたのは住永だった。
「もしあそこで壱晟が前に行っていなかったら、お互い並んでしまって、(落としたボールの)譲り合いをしてしまったかもしれない。壱晟が前に出て間に入ってくれたことで、相手も釣られて、ちょうど僕の左のスペースが空いた。コースが見えたので、迷わず打った」と、住永の左足から放たれたシュートがゴール左隅に突き刺さった。
高円宮杯プレミアリーグEAST・15節。首位の青森山田と、勝点差1で2位につける大宮ユースとの頂上決戦。アウェーに乗り込んだ青森山田は、0-1から残り15分で逆転し、首位の座をがっちりと固める勝利を手にした。この試合の立役者となったのが、高橋壱晟と住永翔の中盤の2年生コンビだった。
ふたりは今年のチームのなかで時にはダブルボランチを組み、時にはアンカーとトップ下の縦の関係となり、そのコンビネーションの出来が攻守の鍵を握っていた。
この試合で青森山田は、住永をアンカーに置き、湘南入団内定の神谷優太と高橋を2シャドーとした4-1-4-1の布陣で臨んだ。前半こそ大宮ユースの多彩なポゼッションに翻弄され、45分にはMF松崎快に個で打開されて先制点を献上した。
しかし、後半は一転、青森山田が優勢となった。その要因がこの2年生コンビの存在だった。住永が豊富な運動量で中盤をカバーすると、高橋が積極果敢にバイタルエリアに侵入したり、裏へ抜け出すなど、活発に仕掛けて攻撃を活性化した。
さらに住永も機を見てバイタルエリアに顔を出すと、高橋はスッと落ちて住永のスペースをカバーする。このふたりのチャレンジ&カバーにより、青森山田は分厚い攻撃を仕掛けられたばかりでなく、相手に奪われても素早く連動性のあるプレッシングが可能となり、セカンドボールでも優位に立つことができた。
この中盤の圧力によって大宮ユースは劣勢に立たされ、青森山田が容赦なく攻撃を繰り出す図式となった。79分、バイタルエリア中央に走り込んだ味方に縦パスが入ると、高橋が最終ラインのギャップに飛び出す。そこへ相手DFが食いついた瞬間、左サイドのスペースが空いた。味方がタイミング良くそのスペースにボールを落とすと、猛然と走り込んできたのは住永だった。
「もしあそこで壱晟が前に行っていなかったら、お互い並んでしまって、(落としたボールの)譲り合いをしてしまったかもしれない。壱晟が前に出て間に入ってくれたことで、相手も釣られて、ちょうど僕の左のスペースが空いた。コースが見えたので、迷わず打った」と、住永の左足から放たれたシュートがゴール左隅に突き刺さった。