鎌田は「我々にとって危険な選手」
練習後には、キャプテンのノイアーとユスファ・ムココ(ドルトムント)が記者会見。ムココは20日が18歳の誕生日ということで、ノイアーは「自分の18歳の時は(シャルケの本拠地)ゲルゼンキルヘンにいたよ」と笑い、若き才能の国際舞台デビューに驚きと敬意を示していた。
そして「トーナメントを勝ち上がっていくうえで初戦は非常に重要」と強調。その相手、日本に対しては「抜群の走力があり、中盤がアタッキングゾーンに飛び出していく力を備えていて、前線のアタッカー陣にもスピードがある。そしてポジショナルプレーが得意」とリスペクトを払っていた。
そういった前向きな評価を口にするのも、シャルケ時代の同僚・内田篤人を筆頭に、近年、数多くの日本人選手がブンデスリーガで活躍していることを熟知しているからだろう。
そのうえで「日本で最も警戒すべき選手は誰か?」という筆者の問いに対し、「鎌田(大地=フランクフルト)」と即答。「彼は素晴らしい選手。日本にとって重要で、我々にとって危険な選手。FWの後方やゴール前でもプレーでき、スペースに侵入する鋭さ、高度な得点力を兼ね備えている」とキッパリ言い切った。
鎌田自身は「ドイツはメンバー的には豪華だけど、バイエルンも今までみたいに上手くいっていないし、所属クラブで苦しんでいる選手もいる。本当に強かった時のドイツとはまた違う。僕たちも勝てる可能性はあるのかな」と自信をのぞかせていたが、ドイツの凄まじいマークをかいくぐることができるのか。ノイアーを中心に結束して向かってくる相手の出方が気になるところだ。
日本にとって気になるのは、ドイツの先発だ。特に本命不在の1トップ、流動的な2列目の構成は注目すべき点である。1トップに関してはハベルツが最右翼だが、ムココの抜擢がないとも言えない。
そして「トーナメントを勝ち上がっていくうえで初戦は非常に重要」と強調。その相手、日本に対しては「抜群の走力があり、中盤がアタッキングゾーンに飛び出していく力を備えていて、前線のアタッカー陣にもスピードがある。そしてポジショナルプレーが得意」とリスペクトを払っていた。
そういった前向きな評価を口にするのも、シャルケ時代の同僚・内田篤人を筆頭に、近年、数多くの日本人選手がブンデスリーガで活躍していることを熟知しているからだろう。
そのうえで「日本で最も警戒すべき選手は誰か?」という筆者の問いに対し、「鎌田(大地=フランクフルト)」と即答。「彼は素晴らしい選手。日本にとって重要で、我々にとって危険な選手。FWの後方やゴール前でもプレーでき、スペースに侵入する鋭さ、高度な得点力を兼ね備えている」とキッパリ言い切った。
鎌田自身は「ドイツはメンバー的には豪華だけど、バイエルンも今までみたいに上手くいっていないし、所属クラブで苦しんでいる選手もいる。本当に強かった時のドイツとはまた違う。僕たちも勝てる可能性はあるのかな」と自信をのぞかせていたが、ドイツの凄まじいマークをかいくぐることができるのか。ノイアーを中心に結束して向かってくる相手の出方が気になるところだ。
日本にとって気になるのは、ドイツの先発だ。特に本命不在の1トップ、流動的な2列目の構成は注目すべき点である。1トップに関してはハベルツが最右翼だが、ムココの抜擢がないとも言えない。
その場合は、ハベルツはトップ下に下がることになるが、そこもミュラーがいる。W杯4大会連続出場の大ベテランの経験値をどう活かすのか。1つのポイントと言えるだろう。
2列目のサイドにしても、ジャマル・ムシアラ、セルジュ・ニャブリ、レロイ・ザネらバイエルン勢を並べるのか、右にヨナス・ホフマン(ボルシアMG)を入れるのか、予想が難しい。
ビアホフ氏も「フリック監督は数多くの選択肢を持っているので、いろんなバリエーションが考えられる。監督というのは試合当日の朝起きて、ひらめいたメンバーを起用することもある。ギリギリまで判断を待つことになるだろう」と指揮官の思惑を代弁する。
いずれにせよ、誰が出てきても、強烈な個の力を備えているのは紛れもない事実。彼らがここからどうギアを上げてくるのか。森保一監督らスタッフは難敵の出方を見極めながら、幅広いパターンを想定し、準備を進めていくしかないだろう。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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2列目のサイドにしても、ジャマル・ムシアラ、セルジュ・ニャブリ、レロイ・ザネらバイエルン勢を並べるのか、右にヨナス・ホフマン(ボルシアMG)を入れるのか、予想が難しい。
ビアホフ氏も「フリック監督は数多くの選択肢を持っているので、いろんなバリエーションが考えられる。監督というのは試合当日の朝起きて、ひらめいたメンバーを起用することもある。ギリギリまで判断を待つことになるだろう」と指揮官の思惑を代弁する。
いずれにせよ、誰が出てきても、強烈な個の力を備えているのは紛れもない事実。彼らがここからどうギアを上げてくるのか。森保一監督らスタッフは難敵の出方を見極めながら、幅広いパターンを想定し、準備を進めていくしかないだろう。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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