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【日本代表 26の肖像|遠藤航】“ロシアW杯出番なし”から“日本の心臓”へ。成否のカギを握るデュエル王

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年11月19日

頼りになる男が中盤の要として躍動

今や森保ジャパンでは不可欠な存在に。卓越した人間力とインテリジェンスは特筆に値する。(C)Getty Images

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 東京五輪のオーバーエージ枠も当初、ボランチは柴崎が最有力と言われたが、森保監督は遠藤を選出。それだけ彼の重要性が高まった証だった。

 田中碧(デュッセルドルフ)とのボランチコンビもスムーズに機能し、攻守両面のダイナミズムをもたらしていた。目標のメダルこそ逃したものの、遠藤は自身の存在価値を強烈にアピールした。まさに彼は不可欠な大黒柱となったのだ。

 こうしたなか、W杯最終予選に突入。序盤の日本は大苦戦したが、「自分たちのやるべきことをやれば問題ない」と本人は一切、迷いを見せなかった。頼りになる男が中盤の要として躍動し続けたのだ。
 
 今年1~2月の中国・サウジアラビア2連戦では、吉田麻也(シャルケ)から代行キャプテンの責務も託され、それを遂行。紆余曲折の末に日本をカタールへと力強くけん引したのである。

「チームの調子が悪くても引きずらず、傑出した問題解決能力を発揮できる人間。常に動じずに物事に取り組める冷静さが航の強みなんです」と湘南時代の恩師・曺貴栽監督(現・京都)も強調していたが、卓越した人間力とインテリジェンスは特筆に値する。

 その能力があったからこそ、20代後半で劇的な進化を遂げた。遠藤の真価を証明するとしたら今しかない。脳震盪の影響が心配されるが、ドイツ撃破の急先鋒となるべく、まずはコンディションを引き上げ、タフで逞しい姿をピッチで示してほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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