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同僚から“裏切り者”扱いされ、メッシも時に煩わしさを…破天荒なピケのキャリアを番記者が明かす【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2022年11月15日

ファンのバッシングの標的になっていた

 この個別にクラブから要請を受けて減俸に応じるというやり方はジョアン・ラポルタ政権下でも繰り返された。2021年夏、ラポルタ会長はシウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールにトップチームの選手全員を集め、「ピケが身をもって手本を示てくれた。今度は君たちの番だ」と告げた。

 このピケのアシストにより、クラブはその夏の新戦力の登録することが可能となったが、しかし両者の“蜜月”関係は長くは続かなかった。

 引退を発表する前の数か月間、ピケへの風当たりがとみに強まっていたが、近しい人物は「ジェラールに対するネガティブ・キャンペーンを煽っていた」とその背後にはクラブの働きかけがあったことをほのめかす。こうしていつしかピッケンバウアーの異名を持った英雄は、ファンのバッシングの標的になっていた。
 
 ピケは、本紙のインタビューで「人生の中で、誰もが必ずしも掴むことができないチャンスを享受してきたのは間違いない」と言い切っている。

 その言葉を行動で示すように、楽天のスポンサー契約締結、テニスのデビスカップの改革、スペイン・スーパーカップのサウジアラビア開催に携わり、ビジネスマンとしても才覚を発揮。3年半の間にカタルーニャ州1部リーグからスペイン2部リーグへとジャンプアップしたアンドラのオーナーも兼任している。

「いつの日かバルサの会長になりたい」――。2011年の時点でこう公言していたピケは、これからも個性的なキャラでファンの注目を集めていくことになるはずだ。

文●ファン・I・イリゴジェン(エル・パイス紙バルサ番記者)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
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