ドイツ2部で1年半プレーしてきた成果を出せるはず
翌20年は川崎のJ1制覇の原動力となり、21年夏にはデュッセルドルフ移籍と東京五輪参戦の両方を射止める。とりわけ、東京五輪では遠藤との鉄板ボランチコンビでチームを力強くけん引。惜しくもメダルは逃したものの、彼の頭脳的な位置取りやゲームコントロールは大いに光った。
この働きを森保一監督も認め、W杯アジア最終予選の序盤で3戦2敗と絶体絶命の危機に瀕したタイミングで田中をA代表に招集。遠藤、守田との3ボランチに抜擢したのだ。彼らの連動性と巧みな位置取りはチームに安定感をもたらし、好守のバランスが劇的に改善された。
そこから日本は右肩上がりの軌跡を描き、7大会連続7回目のW杯出場を果たす。田中の急成長なくして、この結果はあり得なかったといっても過言ではない。
その後も代表の中心的存在と位置づけられていたが、冒頭の9月シリーズから森保監督が基本布陣を4-2-3-1にシフトしたことで、田中はボランチの3番手にやや序列を下げた格好だ。2部のデュッセルドルフでプレーしていることもその一因かもしれない。
この働きを森保一監督も認め、W杯アジア最終予選の序盤で3戦2敗と絶体絶命の危機に瀕したタイミングで田中をA代表に招集。遠藤、守田との3ボランチに抜擢したのだ。彼らの連動性と巧みな位置取りはチームに安定感をもたらし、好守のバランスが劇的に改善された。
そこから日本は右肩上がりの軌跡を描き、7大会連続7回目のW杯出場を果たす。田中の急成長なくして、この結果はあり得なかったといっても過言ではない。
その後も代表の中心的存在と位置づけられていたが、冒頭の9月シリーズから森保監督が基本布陣を4-2-3-1にシフトしたことで、田中はボランチの3番手にやや序列を下げた格好だ。2部のデュッセルドルフでプレーしていることもその一因かもしれない。
それでも、個々のバトルや激しいボールの奪い合いが中心のドイツ2部で1年半プレーしたことで、逞しさを増したのは事実。ドイツやスペインといった強敵と対峙するW杯になれば、川崎時代のような華麗なパスワークだけでは対抗できない。ドイツ2部で愚直に自己研鑽を図ってきた成果を出せるはずだ。
川崎アカデミー時代の恩師・髙﨑康嗣氏も「碧はプロになってから人の倍以上の時間をサッカーに捧げ、今の立場を掴んだ。ワールドカップに出るにしても、26年大会だろうと思っていたのに、4年を前倒しした。その集中力は凄まじいものがあります」と太鼓判を押した。
類稀な戦術眼を備える24歳の努力家がカタールで輝く可能性は、大いにあるはずだ。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
【W杯PHOTO】久保は私服で登場!普段は見れないスタイルでカタール入りする日本代表選手を特集!
【W杯PHOTO】チーム始動から2日目も7選手でハードにトレーニングを行った日本代表!
【PHOTO】ついに決定!カタール・ワールドカップに挑む日本代表26人を一挙紹介!
【動画】ドーハ発! スーパーサイヤ人・長友佑都が大ハッスル!シュート練習では強烈弾も
川崎アカデミー時代の恩師・髙﨑康嗣氏も「碧はプロになってから人の倍以上の時間をサッカーに捧げ、今の立場を掴んだ。ワールドカップに出るにしても、26年大会だろうと思っていたのに、4年を前倒しした。その集中力は凄まじいものがあります」と太鼓判を押した。
類稀な戦術眼を備える24歳の努力家がカタールで輝く可能性は、大いにあるはずだ。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
【W杯PHOTO】久保は私服で登場!普段は見れないスタイルでカタール入りする日本代表選手を特集!
【W杯PHOTO】チーム始動から2日目も7選手でハードにトレーニングを行った日本代表!
【PHOTO】ついに決定!カタール・ワールドカップに挑む日本代表26人を一挙紹介!
【動画】ドーハ発! スーパーサイヤ人・長友佑都が大ハッスル!シュート練習では強烈弾も