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日本文理の“違いを作り出せるストライカー”曾根大輝。新たに身に付けた武器とともに最初で最後の選手権へ

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2022年11月11日

守備面でも成長を日に日に実感

「日本文理だけが『ユースの合否が出るまで待つ』と言ってくれて、本当に申し訳ない気持ちはありましたが、嬉しかった」

 怪我から復帰したのは12月の頭。すぐに浦和ユースの練習に参加するも、思うようなパフォーマンスが出せずに不合格。曾根は日本文理に進むことになった。
 
「正直、あまり知らなかったのですが、いざ入ってみるとフィジカルの強さやスピード感が凄まじくてついて行けなかった。でも、『ここでフィジカルやスピードを磨けば成長できる』という手応えを感じましたし、周りの選手たちの技術レベルも高くて、しっかりとパスを繋いだり、アイデアを出し合いながら攻撃できる。すごく自分に合った環境だと思った」

 2年になり台頭してくると、守備面でも成長を日に日に実感するようになった。
 
「中学までの僕は前線からの守備をサボってしまう傾向にありました。前から追うことをあまりしないで、どんどん仕掛けるタイプ。でもここではチームのためにプレスに行く姿勢が大事で、どんどんスプリントして相手を追い込んでは、味方をより前向きにプレーさせることを意識するようになりました」

 帝京長岡戦のゴールも前線からプレスに行くアクションが相手のミスを誘発し、生まれたものだった。前線からの献身的な守備が身についたことで、1FC川越水上公園で磨いたテクニックやアジリティがより生きるようになり、前線で違いを作り出せるストライカーとして、卒業後は関東大学1部リーグの強豪大学への進学が決まった。

「決勝戦は良い準備をして挑みたい。最初で最後の選手権。必ず出場をして、有終の美を飾りたいです」

 4年後にプロを目ざすタレントは、まずは中学時代にチームメイトだった根津元輝(前橋育英)、網代陽勇(尚志)らが待つ選手権の舞台へ立つことが目の前にある1番の目標として、高校最後の冬に臨まんとしている。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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