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「震えながらプレーしていた」クラシコに続きバイエルンに惨敗。ビッグクラブに勝てないバルサの問題点を番記者が指摘【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2022年11月08日

バルサ関係者が強調するバイエルンとの差とは?

クラシコではマドリーに再三チァンスを作られた。(C)Getty Images

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 さらにバイエルンとの比較においてその関係者が強調するのがプレー強度の差だ。「サッカーは日々進化している。もはやバルサのDNAを持っているだけでは十分とは言えない。フィジカルの強さも必要不可欠な要素になっている。プレミアリーグを見ればいい。トッププレーヤーは一様に才能に溢れたアスリートだ。ブンデスリーガでも、足下の技術とフィジカルを兼ね備えた選手が活躍を見せている。でも我々はいまだに技術に傾倒する思考から抜け出すことができずにいる」

 それではなぜ今夏、その理想に近づける補強をしなかったのと尋ねると、「あれ以上、身動きが取れなかった」と答える。なかでも大きな足かせとなったのはジェラール・ピケやジョルディ・アルバらベテラン高給選手の存在だったという。
 
「彼らがいなかったら、ファイナンシャルフェアプレーに余裕が生まれ、もっと戦力を拡充することができた。現状では、実質的に移籍金ゼロで加入した(ダニエウ)アウベスのような選手でやりくりするしかない」

「今の戦力では、欧州のビッグクラブと対等に戦うことはできない」。関係者は最後にこう語気を強める。マドリーはクラシコでそのことを知り、バイエルンが追随した。かくしてシャビ・バルサは、資金援助の有無にかかわらず、昨シーズンに続いてヨーロッパリーグ行きを余儀なくされたのだ。

文●ファン・I・イリゴジェン(エル・パイス紙バルサ番記者)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
 
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