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「震えながらプレーしていた」クラシコに続きバイエルンに惨敗。ビッグクラブに勝てないバルサの問題点を番記者が指摘【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2022年11月08日

「チームはバラバラになってしまった」

またしてもバイエルンに完敗を喫したバルサイレブン。(C)Getty Images

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 先月行われたクラシコ(マドリーが3-1で勝利)の後、レアル・マドリーの選手の間でバルセロナの守備の弱さが話題になっていた。とりわけ彼らを驚かせたが若手選手の精神状態だ。

「震えながらプレーしていた。バックラインはプリンのようにふわふわだった」

 もっともこのマドリーのドレッシングルームでの会話は、カンプ・ノウでバイエルンに完敗を喫した後(0-3)、シウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペール(バルサの練習場)で行われた分析とさほどかけ離れてはいなかった。

「主力CB3人(ジュル・クンデは復帰したが、ロナウド・アラウホとアンドレアス・クリステンセンは現在も戦線離脱中)が負傷し、チームはバラバラになってしまった。すべてが関連している。最高クラスのFWを擁しても、味方に安心感を与える守備がなければ、問題を抱えることになる」
 
 クラシコ後、“瞬間湯沸かし器”のジョアン・ラポルタ会長は、憤慨していた。幹部の間では、シャビが敗戦のやり玉に挙がったが、チャンピオンズリーグのグループリーグ敗退後も、去就問題に発展するには至らなかった。しかし同時にその1人がこう強調する。

「何か1つはタイトルを獲らなければならない。我々は大きな努力をした」

 もちろんその努力とは、“経済的レバー”を発動しての、大型補強のことを指す。しかしそのグレードアップを図ったはずのチームは先述した通りクラシコに続いて、ホームのバイエルン戦でも、無抵抗のまま敗れた。

「バルサは個々は上手いのに、組織的なプレーができていない。クオリティは高い。でも1人がプレッシャーをかけにいっても、周りが連動していない。チーム全体のアグレッシブさも欠いていた」

 試合後、ユリアン・ナーゲルスマン監督を支えるコーチングスタッフの1人はこう指摘した。その言葉に対し、技術部門の関係者は「クンデ、アラウホ、クリステンセンとDFラインのレギュラーが勢揃いだったアウェーゲームではいい勝負ができた」と反論するが、同時にこう付け加えた「チームとしてのクオリティの高さはバックアッパーで決まる。我々はその部分においてまだ改善の余地がある」。
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