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【セルジオ越後】優勝の横浜と2位の川崎の差は外国人選手の活躍度。リーグのレベル向上のため4チームずつの昇格・降格も手だ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年11月07日

J1参入プレーオフのシステムに疑問

厳しい言い方になるけど、磐田はJ1にふさわしいチーム作りができていなかったのではないだろうか。写真:鈴木颯太朗

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 下位のチームを見ると、17位の清水と最下位の磐田が降格となり、来季はJ1から静岡勢がいなくなる。ともにかつては優勝争いをしていたチーム。寂しい限りだ。

 磐田は黄金時代だった頃のようなスター選手の獲得が見られず、わずか1年でJ2に戻る。厳しい言い方になるけど、磐田はJ1にふさわしいチーム作りができていなかったのではないだろうか。

 J3では、藤枝がJ2昇格圏内の2位につけている。もし上がってきたら、静岡県の先輩として清水と磐田は負けるわけにはいかないよね。

 また、J1参入プレーオフでは大分、山形との対戦で勝ち上がった熊本が、13日にJ1で16位の京都と対戦する。残念ながらそれほど大きな話題にはなっていないし、J2で6位のチームをプレーオフに参加させるレギュレーションも疑問だ。
 
 トーナメントの結果、京都が残留、または熊本が昇格したとして、果たしてJ1のレベルは上がるのか。

 リーグのレベル向上を考えるなら、昇格と降格を4チームずつにするのも手だと思う。もちろん、ルールは事前に決まっていたし、戦い方や補強は変わるから“たら・れば”はない。それでも、もし4チームが降格となれば、G大阪までが“J2行き”になっていた。そう考えると、J1のチームは緊張感が増すと予想される。それが、チームの補強姿勢にも好影響をもたらすんじゃないかな。

【著者プロフィール】
セルジオ越後(せるじお・えちご)/1945年7月28日生まれ、77歳。ブラジル・サンパウロ出身。日系ブラジル人。ブラジルではコリンチャンスやパウリスタなどでプレー。1972年に来日し、日本では藤和不動産サッカー部(現・湘南ベルマーレ)で活躍した。引退後は「さわやかサッカー教室」で全国を回り、サッカーの普及に努める。現在は解説者として、歯に衣着せぬ物言いで日本サッカーを鋭く斬る。

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