• トップ
  • ニュース一覧
  • 【セルジオ越後】優勝の横浜と2位の川崎の差は外国人選手の活躍度。リーグのレベル向上のため4チームずつの昇格・降格も手だ

【セルジオ越後】優勝の横浜と2位の川崎の差は外国人選手の活躍度。リーグのレベル向上のため4チームずつの昇格・降格も手だ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年11月07日

川崎はダミアンとジェジエウが期待外れだった

3年ぶり優勝の横浜は外国人選手の活躍が目立ったね。写真:滝川敏之

画像を見る

 J1は横浜の3年ぶり5度目の優勝で幕を閉じた。最終節で神戸に勝利し、2連覇していた川崎を勝点2差で振り切った。

 横浜は外国人選手の活躍が目立ったね。攻撃陣では11得点を挙げたアンデルソン・ロペスとレオ・セアラや、8得点のエウベル、守備陣ではセンターバックのエドゥアルドの貢献が大きかった。

 もともと、有名でなくても力を発揮できる外国籍の選手を獲るのが上手いチーム。マルコス・ジュニオールのように長く在籍する選手もいるし、アンデルソン・ロペスとエドゥアルドは今年加入したけど、日本での実績がある選手。効果的な補強だった。

 同じく新加入だった西村も活躍したし、若手の台頭も目立った。ただ、カタール・ワールドカップの日本代表に1人も選ばれなかったのは残念だね。

 一方、川崎は取り組んだサッカー自体は悪くなかったけど、外国人選手が期待外れだったのが大きく影響したと思う。12得点のマルシーニョは活躍したものの、エースで昨年得点王だったレアンドロ・ダミアンは5点止まりで、9月以降は出場できなかった。守備の要ジェジエウが、怪我の影響で12試合にしか出られなかったのも痛かったね。
 
 家長は36歳にして12ゴールなど、素晴らしい活躍だった。ワールドカップの日本代表にも谷口と山根が選ばれた。ただ、ポジションによっては高齢化が心配される。試合では、去年までのような圧倒的な強さを見せられなくなってきている。

 横浜と川崎の今後のチーム作り次第では、盟主交代が起こるかもしれないね。

 また、期待値が高かった鹿島やFC東京、名古屋、浦和、神戸といったクラブが、思うような結果を残せなかった。鹿島は4位といっても、横浜とは勝点差が16もある。

 気になったのは、各チームの補強が目立たなくなっている点。もしかしたら、コロナの影響でスポンサー企業の経営が厳しくなり、資金を出しにくくなっているのかな。地域からの協力を含めた、チームの作り方を考え直す時期に来ているのかもしれない。

 今年、トヨタ自動車がイタリアのローマのスポンサーになった。ベルギーのシント=トロイデンも、以前から日本企業がサポートしている。なぜ、企業がJリーグでなく海外のクラブのスポンサーになるのか。Jクラブの経営者には真剣に考えてもらって、より魅力のあるクラブにしてもらいたいね。

【PHOTO】横浜F・マリノスがリーグ優勝達成! 歴史に名を刻んだV戦士を一挙に紹介!
【関連記事】
数字に表われない家長昭博の凄み。孤高の天才キャラは過去の話。チームメイトが明かす背番号41の変貌と貢献
ネイマールの“改心”と若手の台頭で盤石なブラジル代表が抱える「世界一贅沢な問題」。G・ジェズスでさえW杯落選の可能性も…【現地発】
なぜ久保建英は劣勢の展開なのに出番がなかったのか。ソシエダ指揮官が意図を明かす「難しかった」
「交代シーン、感動しました」フロンターレ登里享平、丹野研太への熱い想いに称賛の声!「2人とも間違いなくプロフェッショナル」
「紛れもない脅威だ」三笘薫、鮮烈初ゴールなど全得点関与&レッド誘発に驚愕の“10点満点”評価! 地元メディア大絶賛「全得点で重要な役割」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ