「代表に選ばれたら嬉しいですけど、全然気にしていないというか」
その一方で、10月14日に痛めた右足首のコンディションが万全でない中での強行出場だった。「全然100%ではない。自分のコンディションを考えて、プレーを選択していた」と語るように、普段の試合よりも得意のドリブル突破は少なく、ブレーキをかけながら安全第一のプレーにとどめた。
そのため、試合終了から約40分後に実施された囲み取材で、ひたすら口にしたのは反省の言葉だった。「初先発の手応えは?」と聞かれてても「全然感じてない」。「左サイドを突破したが、自信につながるのでは?」と聞かれても「全然です」。満足していないとの言葉を繰り返し、その理由を次のように続けた。
「後半自分のところもそうでしたけど、90分通して支配できなかった。アシストは付きましたけど、そこまで良いプレーも多くなかったですし、フィジカル的にも結構きついなかでやっていたので。出来は及第点ぐらいですけど、もっと上がると思います」
初アシストに沸いた今回のチェルシー戦を冷静に振り返ると、ポイントは3つあったように思う。
1つは、ロベルト・デ・ゼルビ監督が高く評価しているのが改めて確認できたこと。今回の先発はレギュラーCFダニー・ウェルベックの体調不良で急遽回ってきたが、代案として故障明けの日本代表MFを抜擢しているあたりに、イタリア人指揮官の信頼が窺える。
そのため、試合終了から約40分後に実施された囲み取材で、ひたすら口にしたのは反省の言葉だった。「初先発の手応えは?」と聞かれてても「全然感じてない」。「左サイドを突破したが、自信につながるのでは?」と聞かれても「全然です」。満足していないとの言葉を繰り返し、その理由を次のように続けた。
「後半自分のところもそうでしたけど、90分通して支配できなかった。アシストは付きましたけど、そこまで良いプレーも多くなかったですし、フィジカル的にも結構きついなかでやっていたので。出来は及第点ぐらいですけど、もっと上がると思います」
初アシストに沸いた今回のチェルシー戦を冷静に振り返ると、ポイントは3つあったように思う。
1つは、ロベルト・デ・ゼルビ監督が高く評価しているのが改めて確認できたこと。今回の先発はレギュラーCFダニー・ウェルベックの体調不良で急遽回ってきたが、代案として故障明けの日本代表MFを抜擢しているあたりに、イタリア人指揮官の信頼が窺える。
10月8日のトッテナム戦後、優れた戦術家として知られるデ・ゼルビ監督は「ミトマは非常に優れた選手。質の高い選手を全員起用できるよう解決策を見つけたいが、サッカーは11人しか出場できない」とし、三笘を含めた現有戦力の最適解を探していると述べていた。チェルシー相手に4−1で勝利しただけに、トロサールをCFで起用し、三笘を左MFに入れるプランは、今後も采配オプションのひとつとなるだろう。
2つ目は、グレアム・ポッター前監督の下でポジション争いのライバルだったトロサールとの共存策が見えたこと。三笘自身も「トロサールはボールをキープできるし、裏へも抜けられる。感性というか、2人とも普段はサイドでやっているのでやりやすい」と語っており、さらに連係を深めればチームにとっても大きな武器になる。
最後の3つ目は、右足首の怪我で離脱していた三笘が戦列に復帰したこと。本人の自己評価は厳しかったが、試合の2日前に全体練習に復帰し73分までプレーした。戦列復帰は、11月23日にW杯カタール大会初戦のドイツ戦を控える日本代表にとっても朗報だ。
11月1日には、W杯の日本代表メンバーが発表となる。26名の発表を目前に控え、三笘は「代表に選ばれたら嬉しいですけど、全然気にしていないというか。目の前のプレミアの試合に集中してるだけなので。今日はそういうチャンスでしたし、そこしか考えていないです」と語り、世界最高峰プレミアリーグの1試合、1試合に集中していると強調した。
さらに、「周囲との連携」と「90分トータルでインテンシティを高く保ち続けること」が自身の課題になると指摘。「もっとペナルティエリアに入って行くところが求められている。ダニー(ウェルベック)も色々ありましたし、自分もまだスタメンになりきれていないところがある。全然課題は多いです」と続け、レギュラー奪取を目ざしながら自身の成長につなげていきたいと力を込めていた。
取材・文●田嶋コウスケ
【動画】「大混乱を与える」と現地メディアも驚嘆! トッテナムを翻弄した三笘薫の圧巻3人抜きドリブルをチェック
【PHOTO】どこもかしこもデザイン刷新! カタールW杯・出場国の「本大会用ユニホーム」を一挙公開!
2つ目は、グレアム・ポッター前監督の下でポジション争いのライバルだったトロサールとの共存策が見えたこと。三笘自身も「トロサールはボールをキープできるし、裏へも抜けられる。感性というか、2人とも普段はサイドでやっているのでやりやすい」と語っており、さらに連係を深めればチームにとっても大きな武器になる。
最後の3つ目は、右足首の怪我で離脱していた三笘が戦列に復帰したこと。本人の自己評価は厳しかったが、試合の2日前に全体練習に復帰し73分までプレーした。戦列復帰は、11月23日にW杯カタール大会初戦のドイツ戦を控える日本代表にとっても朗報だ。
11月1日には、W杯の日本代表メンバーが発表となる。26名の発表を目前に控え、三笘は「代表に選ばれたら嬉しいですけど、全然気にしていないというか。目の前のプレミアの試合に集中してるだけなので。今日はそういうチャンスでしたし、そこしか考えていないです」と語り、世界最高峰プレミアリーグの1試合、1試合に集中していると強調した。
さらに、「周囲との連携」と「90分トータルでインテンシティを高く保ち続けること」が自身の課題になると指摘。「もっとペナルティエリアに入って行くところが求められている。ダニー(ウェルベック)も色々ありましたし、自分もまだスタメンになりきれていないところがある。全然課題は多いです」と続け、レギュラー奪取を目ざしながら自身の成長につなげていきたいと力を込めていた。
取材・文●田嶋コウスケ
【動画】「大混乱を与える」と現地メディアも驚嘆! トッテナムを翻弄した三笘薫の圧巻3人抜きドリブルをチェック
【PHOTO】どこもかしこもデザイン刷新! カタールW杯・出場国の「本大会用ユニホーム」を一挙公開!