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【三浦泰年の情熱地泰】天皇杯決勝にJ1残留争い、W杯代表の発表…少し寂しい気持ちにさせる日本サッカー界のクライマックス

カテゴリ:連載・コラム

三浦泰年

2022年10月17日

焦らずじっくりコツコツと。寂しさを振り払い目の前の仕事を全うしたい

日本サッカー界のクライマックスに少し寂しさを感じるという三浦監督。自身は「焦らずじっくりコツコツと」今季の仕事を全うすると誓う。写真:ヤナガワゴーッ!

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 今、僕はJFLのクラブで指揮を執りながらこのコラムを書いているが、鈴鹿がJリーグの舞台に辿り着いたら、コラムを書き続けることは出来るだろうか。そんな未来のJリーグ昇格時に思いを馳せる一方で、僕はその日に鈴鹿にいることが出来るのであろうか? とも思う。

 一つひとつ階段をしっかり踏みしめ、上がる。チームもクラブも、山登りと同じである。
 
 早く登ろうとすれば、下山しなければならなくなる。焦らずじっくりコツコツと、呼吸を整え、一歩一歩進まなければ遭難してしまう可能性もある。今の我々はまさしく、山登りと同じようにじっくりと焦らずに進まなければならない。

 この後のサッカー界は、ルヴァンカップとリーグ戦がクライマックスを迎える。さらにJ3ではJ2昇格チームが決まり、逆にJ2では琉球と盛岡がJ3降格となる。J1からもJ2降格のチームが決まり、J2で優勝を争う新潟と横浜FCは、来季はJ1だ!

 JFLでともに戦ったいわきは、J3で良いシーズンを送っている。シーズンのほとんどを首位で戦う、素晴らしいチームとして昇格へ近づいている。

 JFLも昇格、残留・降格を争うなか、残り5試合となった。

 我々も自分たちの力を信じてリーグを全うする必要がある。来季に繋げるうえでも中味のある5試合にしなければいけない。

 そして11月中旬過ぎからはカタール・ワールドカップが始まり、1日には26人の登録選手が発表される。僕にとっては、その日もまた寂しさを感じる。

 4年に1度、日本代表選手が発表される日が寂しい気分にはなるが、また4年に1度発表することが出来る国になり、今回で7大会連続で出場するということは素晴らしく、喜ばなければならない。

 また、この発表の日がないというのは、もっと寂しいことなのである。

 あることが当たり前であってはいけない。ここからサッカー界は2022年。激動の年になるかもしれない。

 寂しさを振り払い、僕自身も目の前の仕事をしっかり全うしたい。

2022年10月16日
三浦泰年
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