ボランチは柴崎の先発が濃厚。左ウイングには3人の候補がいるが……。
ボランチは序列で3番手に立つ柴崎の起用が濃厚で、焦点になるのは誰とパートナーを組むのか。仮に山口と組むとなれば、経験という点で不安が拭えない。柏木にしても現代表は初招集で、今は戦術理解の途上にある。このふたりよりはゲーム展開をコントロールし、的確な支持でチームメイトを落ち着かせるキャプテンの長谷部をピッチに置くほうが無難だ。
2列目も同じで、本田と香川のスタメンは硬そうだ。指揮官は、3月のチュニジア戦でこのダブルエースをベンチスタートとする采配を見せているが、当時は欧州組のコンディションが整っていなかったという側面がある。
対して今回のイラン戦は、23人全員のコンディションが、ほぼフラットな状態。あえて、今後も攻撃の軸となるふたりを外してテストするよりも、サブ組と本田、あるいは香川とのコンビネーションを確認するほうが、遥かにメリットがある。トップ下と右ウイングには手を付けずに、残る左ウイングの1枚を清武、宇佐美、南野の誰かに担当させるのが現実的な選択肢だろう。
実績から考えれば、ハリルホジッチ体制下で全試合に出場する宇佐美が最有力だが、シリア戦で好プレーを見せた清武も指揮官の評価は高い。むしろ、守備面での貢献度やFKという飛び道具を持っている点を考慮すると、スタメンで使いやすいのは清武のほうだ。
南野の線も消えているわけではないが、「おそらく来年、さらに再来年になるとA代表に定着してくるような選手になるのではないでしょうか」との発言から察するに、バックアップの域を出ていない。チャンスが与えられるとしても、途中出場が既定路線か。
2列目も同じで、本田と香川のスタメンは硬そうだ。指揮官は、3月のチュニジア戦でこのダブルエースをベンチスタートとする采配を見せているが、当時は欧州組のコンディションが整っていなかったという側面がある。
対して今回のイラン戦は、23人全員のコンディションが、ほぼフラットな状態。あえて、今後も攻撃の軸となるふたりを外してテストするよりも、サブ組と本田、あるいは香川とのコンビネーションを確認するほうが、遥かにメリットがある。トップ下と右ウイングには手を付けずに、残る左ウイングの1枚を清武、宇佐美、南野の誰かに担当させるのが現実的な選択肢だろう。
実績から考えれば、ハリルホジッチ体制下で全試合に出場する宇佐美が最有力だが、シリア戦で好プレーを見せた清武も指揮官の評価は高い。むしろ、守備面での貢献度やFKという飛び道具を持っている点を考慮すると、スタメンで使いやすいのは清武のほうだ。
南野の線も消えているわけではないが、「おそらく来年、さらに再来年になるとA代表に定着してくるような選手になるのではないでしょうか」との発言から察するに、バックアップの域を出ていない。チャンスが与えられるとしても、途中出場が既定路線か。