「ハセベは普通ではない。信じがたい」ドイツのレジェンドも絶賛した長谷部誠が指摘した、ブンデスとCLの違い。「トッテナムのような相手だと…」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2022年10月08日
指揮官は「うちのオフェンス陣も驚いたことだろう」
オリバー・グラスナー監督はトットナムのインテンシティ高いプレーがもたらすプレッシャーについて取り上げていた。
「トットナムの非常にインテンシティの高いプレーにうちのオフェンス陣も驚いたことだろう。ボールを持ってもすぐに2選手が寄せてくる。本当に時間がない中でのプレーを余儀なくされる。これは攻撃陣への批判ではない。この試合がどんな状況だったかの事実だ。我々はここに順応していかなければならない」
ボランチでスタメン出場していたキャプテンのセバスティアン・ローデも試合のレベルの高さについて言及する。
「最高レベルのサッカーだと本当に素早いプレー判断とプレーへの移行が欠かせない。トットナムは強豪クラブで、ブンデスリーガだとバイエルンやドルトムントといったレベル。小さなミスを見逃さない。うちの守備陣はそんなトットナムのオフェンス陣相手に素晴らしい守備を見せてくれた。全体的にいい試合だった」
それこそCL初戦のスポルティング戦では最初の失点からガラッと崩れて一気に3失点してしまった苦い思い出がある。2戦目のマルセイユでのアウェー戦を勝利し、この日が3戦目ということで選手もだいぶ順応してきたのは間違いない。
長谷部もそのあたりの成長を認めながら、ただもっとできるという願いも口にする。
「失点をしないというのはここ数試合後ろが安定してきているというのもある。こういう相手になった時に得点チャンスをなかなかクリエイトできなかった。そこの部分、もう少し作れていけたらいいなというのはある。後ろの人間としては集中を切らさず、最初の失点せずに、これからもやっていきたいなと思います」
「トットナムの非常にインテンシティの高いプレーにうちのオフェンス陣も驚いたことだろう。ボールを持ってもすぐに2選手が寄せてくる。本当に時間がない中でのプレーを余儀なくされる。これは攻撃陣への批判ではない。この試合がどんな状況だったかの事実だ。我々はここに順応していかなければならない」
ボランチでスタメン出場していたキャプテンのセバスティアン・ローデも試合のレベルの高さについて言及する。
「最高レベルのサッカーだと本当に素早いプレー判断とプレーへの移行が欠かせない。トットナムは強豪クラブで、ブンデスリーガだとバイエルンやドルトムントといったレベル。小さなミスを見逃さない。うちの守備陣はそんなトットナムのオフェンス陣相手に素晴らしい守備を見せてくれた。全体的にいい試合だった」
それこそCL初戦のスポルティング戦では最初の失点からガラッと崩れて一気に3失点してしまった苦い思い出がある。2戦目のマルセイユでのアウェー戦を勝利し、この日が3戦目ということで選手もだいぶ順応してきたのは間違いない。
長谷部もそのあたりの成長を認めながら、ただもっとできるという願いも口にする。
「失点をしないというのはここ数試合後ろが安定してきているというのもある。こういう相手になった時に得点チャンスをなかなかクリエイトできなかった。そこの部分、もう少し作れていけたらいいなというのはある。後ろの人間としては集中を切らさず、最初の失点せずに、これからもやっていきたいなと思います」
ブンデスリーガでは単独でボールを収め、攻撃の起点を作り出せていたフランス代表FWランダル・コロ・ミュアニがすぐにつぶされる。デンマーク代表MFイェスパー・リンストロームと日本代表MF鎌田大地の2シャドーは時折切れ味鋭い動きでチャンスを作りかけるが、ほんの少しボールコントロールが乱れたり、体勢を崩したりすると、トットナムはすぐ陣形を整え直してしまう。
それでも、鎌田は幅広い動きでボールを引き出し、攻撃をけん引し、ペナルティエリア付近から勇猛果敢にシュートを狙い、守備でも精力的に戦い、激しいぶつかり合いに挑んだ。
そうした奮闘のおかげで惜しい形はいくつかあったが、自分たちで完全に崩してのチャンスとなると50分にスイス代表MFジブリル・ソウの浮き球スルーパスにドイツU-21代表アンスガー・クナウフが好タイミングで走り込んで放った右足ボレーくらいだったかもしれない。
だが、それはまだまだ伸びしろがあるということだ。試合を重ねるごとにスピードやインテンシティへの順応を高めているフランクフルト。まだグループステージは3試合ある。ローデもポジティブな気持ちを忘れてはいない。
「成熟してきているし、順応できていると思うよ。選手はみんな勇気をもってプレーしたら、1対1でもやれるというのに気づいているはずだ。来週にはマリオ(ゲッツェ)も戻ってくるだろう。オプションが増える。僕らは自分たちのチャンスを信じている。アウェーでも勇気をもってオフェンシブにもプレーしたい」
引き分けで終わったスタジアムを包み込んだのは大きくて温かい拍手。ファンは選手の健闘をしっかりとみている。果たしてクラブ一丸となってのヨーロッパの旅はどこまで続いていくのだろうか。
取材・文●中野吉之伴
【動画】イングランド代表ケインと激しいマッチアップ! 長谷部誠の奮闘シーンをチェック
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それでも、鎌田は幅広い動きでボールを引き出し、攻撃をけん引し、ペナルティエリア付近から勇猛果敢にシュートを狙い、守備でも精力的に戦い、激しいぶつかり合いに挑んだ。
そうした奮闘のおかげで惜しい形はいくつかあったが、自分たちで完全に崩してのチャンスとなると50分にスイス代表MFジブリル・ソウの浮き球スルーパスにドイツU-21代表アンスガー・クナウフが好タイミングで走り込んで放った右足ボレーくらいだったかもしれない。
だが、それはまだまだ伸びしろがあるということだ。試合を重ねるごとにスピードやインテンシティへの順応を高めているフランクフルト。まだグループステージは3試合ある。ローデもポジティブな気持ちを忘れてはいない。
「成熟してきているし、順応できていると思うよ。選手はみんな勇気をもってプレーしたら、1対1でもやれるというのに気づいているはずだ。来週にはマリオ(ゲッツェ)も戻ってくるだろう。オプションが増える。僕らは自分たちのチャンスを信じている。アウェーでも勇気をもってオフェンシブにもプレーしたい」
引き分けで終わったスタジアムを包み込んだのは大きくて温かい拍手。ファンは選手の健闘をしっかりとみている。果たしてクラブ一丸となってのヨーロッパの旅はどこまで続いていくのだろうか。
取材・文●中野吉之伴
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