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アーセナル冨安健洋の現在地。プレミアでは出番減も、ELで好パフォーマンス披露。超過密日程の10月が勝負に【現地発】

カテゴリ:海外日本人

田嶋コウスケ

2022年10月07日

総力戦で挑む10月の連戦がアピールの鍵に

3日に1回のペースで試合をこなす10月の連戦で、怪我なくアピールできるかがポイントとなりそうだ。(C)Getty Images

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 そんな冨安にとって、この10月は勝負の月だ。プレミアリーグと欧州リーグの超過密日程となるアーセナルは、週2試合のペースで連戦が続く。10月の試合数は合計9試合。約3日に1回のペースで試合をこなす必要があり、ファーストチーム全員の総力戦で臨むことになりそうだ。

 とりわけ、プレミアリーグに比べて優先順位の落ちる欧州リーグでは、今後も冨安がスタメンで起用される可能性が高いだろう。この連戦で攻守両方で効果的なプレーを見せてアピールできるか。また、怪我を再発させることなく乗り切れるか。ここがひとつ、今シーズンのポイントになりそうだ。

 チームを率いるアルテタ監督は、冨安をCBや左SBで起用する考えも示している。先月行なわれた記者会見で「トミは日本代表で左のセンターバックとしてプレーしている。右利きか左利きか分からないほど器用にプレーできるため、左サイドバックとしても稼働できる」とユーティリティ性を高く評価。

「チームにある選択肢を最大限に活かす必要がある。これから数週間は試合が増えるので、選手が複数のポジションをこなせるのは素晴らしいことだ。(冨安とホワイトの)2人はセンターバックとしてもプレーできる」と続け、文字通り総力戦で先発メンバーを編成すると話した。実際、右SBとして先発したボデ/グリムト戦では、後半途中から左SBにポジションを移してプレー。対戦相手と自軍の状況に応じて、冨安は複数のポジションをこなすことになるだろう。
 
 アーセナルがプレミアで首位につけていることで、エミレーツ界隈も例年以上に活気に溢れている。トッテナムとのノースロンドンダービーでも世界中から報道陣が集まり、注目度の高さをうかがわせた。

 近年のアーセナルはマンチェスター・シティやリバプール、チェルシーに遅れを取り、彼らと試合が重なる日は主要メディアもそちらの取材に力を入れ、エミレーツ・スタジアムのプレスルームが閑散とする日もあった。

 ところが今シーズンは違う。ガブリエウ・ジェズス、ブカヨ・サカ、ガブリエウ・マルチネッリ、マーティン・ウーデゴーといった若いタレントが躍動し、魅力的なサッカーを展開している。

 このなかで、日本代表の冨安がどのように貢献していくか。23歳の若きサムライも、シーズン序盤で出遅れた分、いっそう闘志を燃やしているはずだ。

取材・文●田嶋コウスケ
 
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