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【ドイツ遠征総括】森保ジャパン全30人の通信簿。ワールドカップメンバー生き残りへアピールしたのは?

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2022年09月28日

守田は抜群の存在感

エクアドル戦でPKを止めったシュミット(写真左)とアメリカ戦で活躍した守田。ふたりは株を上げた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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【MF/FW】
6 遠藤 航 [評価]A
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6.5(90分)
・エクアドル戦:6(23分)

 アメリカ戦では守田とダブルボランチを組んで中盤をコントロール。途中出場となったエクアドル戦でも状況を読みながら、周囲にリズムを加えた。吉田とともにリーダーとして欠かせない存在だと再認識させられた。

7 柴崎 岳 [評価]D
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(―)
・エクアドル戦:5.5(67分)

 先発したエクアドル戦は、チームがスタメンを総入れ替えしていただけに、腕章を巻く身として落ち着きを与えたかったが……。前への意識は感じられたが、連係面で難しがあったのだろう。

8 原口元気 [評価]C
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(4分)
・エクアドル戦:―(―)

 出場は3-4-2-1への変更に伴い右ウイングバックで投入されたアメリカ戦の4分のみ。それでも指揮官からの信頼は厚いはず。気持ちの置きどころに苦慮しそうだが、本人が語っていたように最後まで“もがく”に違いない。

9 古橋亨梧 [評価]D
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(―)
・エクアドル戦:5(45分)

 エクアドル戦で先発するも、味方の有効なサポートを得られずに苦しい45分に。それでも相手のミスから決定機があっただけに、しっかり仕留めたかった。もう少しプレーを見たかったが、ハーフタイムで上田と交代。この出来を指揮官はどう判断するか。

10 南野拓実 [評価]D
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(―)
・エクアドル戦:5(67分)

 満を持してエクアドル戦でトップ下としてスタメン出場したが、ボールを失う場面もあり、上手く攻撃を活性化できず。彼が生きるのはやはり起点型のCFと組んだ時か。モナコで調子を上げられるのか注目だ。

11 久保建英 [評価]B
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6(68分)
・エクアドル戦:―(―)

 左サイドハーフに入ったアメリカ戦では勝利のために守備面で奮闘。プレスバックを怠らず、何度もボールに食らいついた。本人はより高い位置で仕事をしたかったのだろうが、チームの戦術のなかで大事な戦力として名を上げた印象だ。

13 守田英正 [評価]S
採点(出場時間)
・アメリカ戦:7(90分)
・エクアドル戦:―(―)

“まるで守田のチーム”と称されるほど、アメリカ戦は抜群のパフォーマンスを示した。中盤でボールを引き出し、シンプルに展開するだけでなく自らも前へ。遠藤とともに中盤の強度も上げた。今シリーズで最も株を上げた存在である。

 
14 伊東純也 [評価]B
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6(68分)
・エクアドル戦:―(7分)

 ゴールには関われなかったが、自慢のスピードを生かした突破は改めてチームの武器であった。時間が限られたエクアドル戦でも果敢に仕掛けた。ゴールは本大会に取っておくか。

15 鎌田大地 [評価]A
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6.5(86分)
・エクアドル戦:6(23分)

 今回のドイツ遠征での4-2-3-1採用は、この男をトップ下で生かすための変更と言っても過言ではないのだろう。アメリカ戦では先制ゴールを奪ってキッチリ結果を残し、エクアドル戦でも好調ぶりを維持。クラブでの流れを継続させたい。

17 田中 碧 [評価]C
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(―)
・エクアドル戦:5.5(90分)

 これまでの4-3-3では遠藤、守田ともに中盤を支えたが、4-2-3-1ではそのふたりがダブルボランチを組んだことで、アメリカ戦は出番なし。アピールしたかったエクアドル戦では、らしさを見せる場面もあったが、チームのバタつきを制御し切れなかった。

18 三笘 薫 [評価]B
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6.5(22分)
・エクアドル戦:5.5(67分)

 22分の出場でゴールを決めたアメリカ戦は見事の一言。一方で念願の先発を勝ち取ったエクアドル戦では、期待感も抱かせつつ、ボールロストも。ドリブルのキレはやはり一級品だけに、ベストなのはジョーカーとしての起用か。

21 堂安 律 [評価]C
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6(22分)
・エクアドル戦:5(83分)

 クラブでのパフォーマンス同様に、調子は良さそうだった。しかし、狙っていた目に見える結果は残せず。エクアドル戦はやや厳しい採点になってしまったが、チャンスを仕留め切れなかったシーンは「あれは僕のせい。僕が決めれば良かったし、ワールドカップであの一本を決めるために毎日練習しているので反省しています」とコメント。期待を込めての評価とした。

24 旗手怜央 [評価]-
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(―)
・エクアドル戦:―(―)

 ピッチで見たかったひとりであったが、残念ながら最後まで名前を呼ばれることはなかった。ポリバレントな能力を備えるだけにチームにいれば重宝できる存在だが、今シリーズでアピールできなかったとなると……。あとはセルティックでイメージを覆すようなプレーを示すしかない!!

25 前田大然 [評価]A
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6(45分)
・エクアドル戦:―(―)

 優れた脚力とスピードを誇る彼にしかできない“ハイプレス”でアメリカを追い込み、快勝の原動力に。FWとしての怖さの面を指摘される部分もあるが、ワールドカップへチームの戦い方を支えるキーマンになりそうだ。

26 上田綺世 [評価]C
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(―)
・エクアドル戦:5.5(45分)

 エクアドル戦の後半頭からピッチへ。ストライカーとしてチャンスをゴールにつなげられなかっただけに不完全燃焼だろう。今夏にベルギーに渡り、あらゆる意味でひと回り大きくなった印象。

27 相馬勇紀 [評価]B
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(―)
・エクアドル戦:6(23分)

 ラストチャンスとも言えるエクアドル戦の残り23分で投入され、果敢に左サイドから仕掛け続けた。本人も語るようにクロスの質は今後、高める必要があるだろうが、スピード溢れる自らのプレーを出した点では好印象だ。

29 町野修斗 [評価]D
採点(出場時間)
・アメリカ戦:5(45分)
・エクアドル戦:―(―)

 相馬とともに国内組で臨んだE-1選手権での活躍で、今遠征のメンバー入りを果たすも、後半頭から登場したアメリカ戦では試行錯誤。世界レベルを知れたことが収穫と言えそうで、糧にできるか。

【監督】
森保 一 [評価]B
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6.5
・エクアドル戦:5

 エクアドル戦の先発総入れ替えは勝利につながらなかったが、ワールドカップを踏まえた視点で見れば、布石になったか。アメリカ戦へのマネジメントや、選手にディスカッションさせながら導くチーム作りなど素晴らしい手腕も発揮。運命のワールドカップへより強い覚悟の表われか、どこか腹を括ったような雰囲気を醸し出していたのも印象的だった。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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