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【ドイツ遠征総括】森保ジャパン全30人の通信簿。ワールドカップメンバー生き残りへアピールしたのは?

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2022年09月28日

長友はエクアドル戦でさすがのディフェンス

アメリカとエクアドルとの2試合を1勝1分で終えた森保ジャパン。ともにスタメンは入れ替えた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 11月のカタール・ワールドカップに向けてドイツ遠征を行なった森保ジャパン。4-2-3-1を採用し、現地でアメリカ(〇2-0)、エクアドル(△0-0)との強化試合を戦ったが、輝いた選手は誰なのか? チームの上積みとともにワールドカップメンバー生き残りへのアピール合戦ともなったなか、それぞれのパフォーマンスを5段階(S、A、B、C、D)で評価してみた。
 
【GK】
1 川島永嗣 [評価]-
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(―)
・エクアドル戦:―(―)

 チーム最年長39歳のGKはエクアドル戦ではベンチ入りしたものの、出場機会はなし。それでもこれまでの活動どおり周囲の模範になったことは間違いなく、貴重な存在だったと言えるだろう。

12 権田修一 [評価]B
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6(45分)
・エクアドル戦:―(―)

 森保ジャパンの守護神を務める男は、アメリカ戦でも先発。しかし前半のCKの守備で上手く着地をできず、背中を痛めて前半だけのプレーに。その後、チームからの離脱が決まった。まずはクラブで万全の状態に戻りたい。

23 シュミット・ダニエル [評価]A
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6(45分)
・エクアドル戦:6.5(90分)

 後半頭から出場したアメリカ戦では落ち着いてゴールを守り、エクアドル戦ではスタメンを掴む。そして試合終盤にはPKストップの活躍!! 安定感など課題は残るだろうが、197センチのスケールの大きなGKは評価を高めた。

30 谷 晃生 [評価]-
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(―)
・エクアドル戦:―(―)

 こちらも川島とともにピッチに立つチャンスは得られず。それでも東京五輪の守護神は、21歳でワールドカップ直前のチーム活動の様子を学べたのは大きいはず。今後につなげたい。

 
【DF】
2 山根視来 [評価]C
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(―)
・エクアドル戦:5(90分)

 エクアドル戦に先発。攻め上がった際は中央寄りにポジションを取る、得意のプレーで攻撃に変化を加えようとしたが、苦戦する場面も。後半に一度、ゴール前に飛び出し、柴崎からのループパスを受けようとしたシーンは惜しかったが……。守備面を含めて、課題をクラブに持ち帰り、これまで同様にさらに進化してくれるはずだ。

3 谷口彰悟 [評価]B
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(―)
・エクアドル戦:5.5(90分)

 吉田がベンチに座り、代わりに最終ラインを統率したエクアドル戦は、終盤のPK献上がなければさらに採点は高かったはず。それだけ粘り強く守り、周囲に声をかけるなど、頼もしい姿だった。またひとつ自信につながったのではないか。

4 瀬古歩夢 [評価]-
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(―)
・エクアドル戦:―(―)

 2試合ともベンチ外という悔しい結果になったが、先輩CBたちから学べることはあったに違いない。22歳の伸び盛り。驚くような成長に期待したい。

5 長友佑都 [評価]A
採点(出場時間)
・アメリカ戦:―(―)
・エクアドル戦:6(90分)

 爆発的な攻撃力こそ示せずとも、エクアドル戦で見せた要所を抑えたディフェンスはさすが。試合後には「僕は『オッサン』と言われ、『長友は衰えたから、もういらない』と散々言われてきましたが、僕は確信がある。強い相手になればなるほど、価値を示せると。自分は信じていたんですけど、『そろそろ信じてもらっていいですか?』って言いたいですね(笑)」とコメント。

16 冨安健洋 [評価]A
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6.5(90分)
・エクアドル戦:―(―)

 久々に吉田とCBを組んだアメリカ戦は、読みを利かせた力強い守備で健在ぶりを証明。後半からはアーセナルで主戦場になっている右SBでもプレーし、改めて高い汎用性を示した。アメリカ戦の後にクラブ事情でひと足先に離脱。

19 酒井宏樹 [評価]B
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6(45分)
・エクアドル戦:―(―)

 浦和で怪我が続き、久しぶりの代表活動とあって無理をしなかったのだろう。アメリカ戦の前半のみのプレーとなったが、対人やスピードのあるアーリークロスなど持ち味を発揮。練習や移動の際には、柏では共闘していないが、今回の黄色いウエアで右サイドで組む伊東純也と一緒にいる姿をよく目にした。

20 中山雄太 [評価]C
採点(出場時間)
・アメリカ戦:5.5(90分)
・エクアドル戦:―(―)

 左SBとして先発したアメリカ戦でフル出場。後半はより果敢に攻撃に絡んだが、前半はビルドアップやクロス精度がイマイチだった。長友らとポジションを争うなかで、よりパワーアップしたいところ。

22 吉田麻也 [評価]B
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6(90分)
・エクアドル戦:―(7分)

 アメリカ戦では一度、カットしてからの持ち出しを奪い返されて危ないシーンを作られたが、それ以外では相手にしっかり対応して無失点に寄与。エクアドル戦では3バックへの移行で終盤に投入された。キャプテンとしてチームをまとめる作業にも尽力。

28 伊藤洋輝 [評価]B
採点(出場時間)
・アメリカ戦:6(45分)
・エクアドル戦:6(90分)

 吉田も慮ったように、6月に初招集された立場なだけに、2度目の活動となった今ドイツ遠征ではCBとしてチームのやり方を覚えるのに苦労したはず。それでも6月には左SBとしても起用されており、3バックを含めて複数のポジションをこなせる存在として序列は上がっているはず。アメリカ戦は後半から、エクアドル戦はフル出場。プレークオリティをより上げたい。
 
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