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エクアドル戦で長友佑都は真価を証明できるか。中山雄太、伊藤洋輝を含めた三つ巴の左SB争いの行方

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年09月26日

長友の序列低下が叫ばれているが…

今季はイングランド2部でプレーする中山。インテンシティの高いリーグで揉まれ、着実に逞しさを増す25歳は、長友にとって強力なライバルとなる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 一方で、中山は自身2つ目の異国へ赴き、開幕からフル稼働することで、自らのパフォーマンスに自信を深めている。

「チャンピオンシップの強度は間違いなく高いと思っているし、単純な個々のバトルも多い。その能力は自分も高めたい部分の1つ。だからこそ、この環境を追い求めたし、試合を重ねるごとに得られている実感はある。ワールドカップまでに世界との差を埋められると思って日常を過ごしている」と本人も語気を強めていた。

 その充実ぶりは、かつてチェゼーナからインテルに移籍した頃の長友を彷彿させるものがある。アメリカ戦では攻撃参加でも見せ場を作り、得意の左足で何本か良いクロスを入れていた。それも含めて、中山には中山の使いどころがある。それを森保監督も改めて確認したのではないか。

 さらに伊藤も控えているが、彼の場合は板倉滉(ボルシアMG)の怪我、冨安健洋(アーセナル)の離脱もあり、現状では4バックのCB要員としての比重のほうが高い。エクアドル戦では場合によっては先発で、吉田麻也(シャルケ)あるいは谷口彰悟(川崎)とコンビを組むこともあり得る。

 そこで対人の強さやロングフィード力などを発揮し、チームに貢献できれば、26人入りは確実。これで左CB要員は“2・5人”を確保できることになる。
 
 それを本番でどう使いこなすかは指揮官次第だ。ドイツとの対峙を想定するなら、23日のUEFAネーションズリーグのハンガリー戦で右に陣取っていたセルジュ・ニャブリ、ヨナス・ホフマンらの卓越した技術と推進力を封じなければならない。

 そうなると、やはり国際経験に長けた長友が一番手となるだろうが、大会直前のコンディション次第では中山、あるいは伊藤というチョイスになることも考えられる。その判断材料として、やはりエクアドル戦は重要な場。年齢を重ねてキレや鋭さを不安視されることもある長友だけに、現在地を次戦でしっかりと示し、納得させること。そこから全てが始まると言っても過言ではない。

 アメリカ戦で36歳の左SBが出番なしに終わったことで、巷では序列低下が叫ばれているが、本当にその通りなのか……。森保監督が試合ごとの使い分けを考えている可能性も少なくないからだ。

 ただ、その多様な使い方をしようにも、各々の状態がベストでなければ難しい。ゆえに、まずはエクアドル戦で長友が高い水準を示してくれることが肝心だ。国際Aマッチ137試合目となるゲームが彼自身、そしてチームに有意義なものになることを強く願いたい。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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