前線からの献身的な守備が光る
ワールドカップ本大会ではドイツ、スペイン、コスタリカと同組になり、特にドイツ、スペインを想定した際には、今回のアメリカ戦のような前線からのプレスかけながら、ミドルサードで網を張り、連動したディフェンスでボールを奪って、素早く攻める戦い方が理に適っているのだろう。
アメリカ戦でも何より光ったのは、最前線の前田の献身的なチェイシングや、久保、鎌田らの2度追い、3度追いを厭わないプレスバックする姿だった。
本来、攻撃の選手はよりフィニッシュへエネルギーを溜めておきたいものだが、勝つための手段として意思も統一されているのだろう。
後半、相手が後ろを3枚にするような形に変えてきた際も、立ち上がりこそ押される時間を作られたが、選手たちは対応に一定の手応えを口にする。
「(アメリカは)前半の最後のほうから3バックにして、後半の最初はボールを動かされてチャンスを作られるシーンもありましたが、その後はちょっとずつ修正して、最後は(日本が後ろを)5枚気味にして(試合終盤は3-4-2-1へ変更)、ゲーム展開的には2点目も取れて、理想的ではありましたが、3点目を取れるチャンスはあったのでそこは課題としつつ、全体的に内容としては悪くなかったなと思います」(遠藤)
2019年のアジアカップ決勝では3バックを敷いてきた変則的なカタールに敗戦を喫したが、この辺りにチームの成長も感じることができるのだろう。
アメリカ戦でも何より光ったのは、最前線の前田の献身的なチェイシングや、久保、鎌田らの2度追い、3度追いを厭わないプレスバックする姿だった。
本来、攻撃の選手はよりフィニッシュへエネルギーを溜めておきたいものだが、勝つための手段として意思も統一されているのだろう。
後半、相手が後ろを3枚にするような形に変えてきた際も、立ち上がりこそ押される時間を作られたが、選手たちは対応に一定の手応えを口にする。
「(アメリカは)前半の最後のほうから3バックにして、後半の最初はボールを動かされてチャンスを作られるシーンもありましたが、その後はちょっとずつ修正して、最後は(日本が後ろを)5枚気味にして(試合終盤は3-4-2-1へ変更)、ゲーム展開的には2点目も取れて、理想的ではありましたが、3点目を取れるチャンスはあったのでそこは課題としつつ、全体的に内容としては悪くなかったなと思います」(遠藤)
2019年のアジアカップ決勝では3バックを敷いてきた変則的なカタールに敗戦を喫したが、この辺りにチームの成長も感じることができるのだろう。
個人的には味方の立ち位置、相手のポジショニングを把握しながら能動的にボールを持ち運ぶ4-3-3の進化を見てみかたった。しかし、自分たちの現在地を正確に把握し、最善の策を取る。その姿にも好感が持てる。
もとより、アジア最終予選で引かれた相手を崩し辛くなり、土俵際に追い込まれた際に4-3-3を採用したが、森保ジャパンのベストゲームと呼べるような2021年の韓国戦(〇3-0)を引き合いに出しても、このチームの真骨頂はミドルゾーンでのプレスからの素早い攻撃にあった。
ワールドカップ仕様への変化を求められた際に、その方向性へ原点回帰したとも言えるのだろう。しかし、それは4-3-3などを通じて様々な経験をしてきたうえでの進化であり、以前の4-2-3-1からもアップデートされている。
キャプテンの吉田は「結果がついてきたのはもちろん良かったですが、今の時点で結果はそこまで重要かというよりは、やっていること、内容を固められているかが重要で、今日に限ってそれができた部分が大きかったと思います。ただできたことを今日はできたから良かった、でも次できないとか、なぜできたのかを明確にして、意図的に次のゲームもできるように分析する。勝っている時こそ、そういうところを詰めて、磨き上げてカタールを迎えられるようにしたいです」と引き締め直す。
今日のゲームを見て、日本のやり方も分析されるはずである。その意味で次戦の強化試合、27日のエクアドル戦(現地時間:13時55分/日本時間:20時55分)でどんなパフォーマンスを見せられるかも大きなポイントだろう。より柔軟性が求められるはずだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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ワールドカップ仕様への変化を求められた際に、その方向性へ原点回帰したとも言えるのだろう。しかし、それは4-3-3などを通じて様々な経験をしてきたうえでの進化であり、以前の4-2-3-1からもアップデートされている。
キャプテンの吉田は「結果がついてきたのはもちろん良かったですが、今の時点で結果はそこまで重要かというよりは、やっていること、内容を固められているかが重要で、今日に限ってそれができた部分が大きかったと思います。ただできたことを今日はできたから良かった、でも次できないとか、なぜできたのかを明確にして、意図的に次のゲームもできるように分析する。勝っている時こそ、そういうところを詰めて、磨き上げてカタールを迎えられるようにしたいです」と引き締め直す。
今日のゲームを見て、日本のやり方も分析されるはずである。その意味で次戦の強化試合、27日のエクアドル戦(現地時間:13時55分/日本時間:20時55分)でどんなパフォーマンスを見せられるかも大きなポイントだろう。より柔軟性が求められるはずだ。
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