あれだけ気持ち良さそうにプレーできたのは、1点リードできたあとだから。
万が一、本田が外していたら、その後のロシアへの道のりをより厳しいものにしていたに違いない。そんなプレッシャーを彼は撥ね退け、その道を切り開いた。
1点リードしてからは、途中出場の宇佐美が絡んだバリエーション豊かな攻撃を、次々と披露していった。本田も彼らしいボールキープ力とタフさを活かしたプレーを取り戻した。
もちろん、あれだけ気持ち良さそうに選手たちがプレーできたのは、1点リードできたあとだから。この、アジア2次予選というレベルであれば、自分たちのリズムさえ掴めれば、こうして危なげない展開に持ち込めるということだ。
改めて言うが、様々な重圧がかかっていたなか、3-0というスコアで勝ち切り、しかも得失点差でも上回り、グループ1位に立った。この最初の関門と言えた大切な戦いで結果を残した、選手たちはよくやったと思う。
一方で、もちろん課題はあった。