「信頼は感じているし、求めるものは自分もわかっている」
そんな哲学のもと、フライブルクは今季もブンデスリーガで好調だ。堂安もそうだ。監督からの信頼をひしひしと感じながら、ピッチでチームワークにいそしんでいる。
「監督からの信頼は感じていますし、監督が求めるものは自分もわかっている。コミュニケーションを取ってますし、僕も信頼してます。監督が求めてくれれば、僕も返す気持ちでいる。いい関係は築けているかなと思います」
ボルシアMG戦後にそう答えていたが、指揮官からの確かな信頼を感じさせる一幕がヨーロッパリーグ(EL)のカラバフ戦であった。
この試合で、フライブルクは立ち上がりから相手を押し込み、一気に主導権を握った。右サイドハーフでスタメン出場した堂安も、開始2分にロングパスからのセカンドボールをうまく拾うと、相手裏へ突破し、右足シュートからCKを獲得するなど、いい形で試合に入っていた。そして15分には右サイドから相手DFの間をぶち抜いてドリブル突破し、そのまま左足で見事なゴールを決めた。
チームは25分過ぎまで、相手にほとんど何もさせない。相手ボール時の対処だけではなく、ボールを持った時のプレービジョンにも優れている。相手がGKへバックパスを戻したシーンでスムーズに守備ラインを上げると、ベンチ前のシュトライヒが拍手をしながら、「ブラボー!」と守備陣を称える。
とはいえ1試合の間ずっとゲームをコントロールするのは至難の業。前半の終盤から徐々にカラバフもリズムを掴みだす。中盤ではどちらが流れを掴むのかという激しい競り合いが繰り広げられる。堂安も51分、相手選手を押し倒してイエローカードを受けた。
「監督からの信頼は感じていますし、監督が求めるものは自分もわかっている。コミュニケーションを取ってますし、僕も信頼してます。監督が求めてくれれば、僕も返す気持ちでいる。いい関係は築けているかなと思います」
ボルシアMG戦後にそう答えていたが、指揮官からの確かな信頼を感じさせる一幕がヨーロッパリーグ(EL)のカラバフ戦であった。
この試合で、フライブルクは立ち上がりから相手を押し込み、一気に主導権を握った。右サイドハーフでスタメン出場した堂安も、開始2分にロングパスからのセカンドボールをうまく拾うと、相手裏へ突破し、右足シュートからCKを獲得するなど、いい形で試合に入っていた。そして15分には右サイドから相手DFの間をぶち抜いてドリブル突破し、そのまま左足で見事なゴールを決めた。
チームは25分過ぎまで、相手にほとんど何もさせない。相手ボール時の対処だけではなく、ボールを持った時のプレービジョンにも優れている。相手がGKへバックパスを戻したシーンでスムーズに守備ラインを上げると、ベンチ前のシュトライヒが拍手をしながら、「ブラボー!」と守備陣を称える。
とはいえ1試合の間ずっとゲームをコントロールするのは至難の業。前半の終盤から徐々にカラバフもリズムを掴みだす。中盤ではどちらが流れを掴むのかという激しい競り合いが繰り広げられる。堂安も51分、相手選手を押し倒してイエローカードを受けた。
さらにその直後に激しい交錯プレーでファウルを取られる場面があった。ファンは「2枚目のイエローカードか?」と一瞬ヒヤリ。このシーンではカードは出されなかったが、「ヒートアップしている試合展開ですでにイエローカードをもらっている選手をそのままピッチに残すのはリスクがあるのではないか」と、地元記者も試合後シュトライヒに質問をぶつけていた。
同じ意見の記者も少なくなかったのだろう。頷きながらその答えにみんな注目している。シュトライヒは即答した。
「彼(堂安)には経験がある。私は信頼しているよ。彼の動きはチームによく合っていた。非常に動きがあるし、周りとの息も合っている。攻守の切り替え、ボールキープで優れたプレーを見せてくれた。相手の攻撃すべてを止めることはできないよ」
感情に飲み込まれて不用意なファウルをしたりはしないと、全幅の信頼を寄せているのだ。そしてその言葉通り、日本代表MFはイエローカードをもらわないように気をつけながら、それでも相手への勢いをひとつも落とさずに、攻守にキレのある動きを続けていた。粘り強い戦いで2-1での勝利に大きく貢献してみせた。シュトライヒはこう語る。
「選手の声がエゴからではなくて、やる気や意志から出てくるものかどうかが大切だ。選手にとっては難しい話もあるだろう。我々は選手の様子を正しく見るし、疲れているなと思ったら話をする。私はいつでも自分の選手を完全に信頼しているんだ」
これまで培ってきた経験と新しくやるべきことをじっくりと整理をして、自分のやるべきことを明確にして、モチベーション高く取り組んでいける場所がここにはある。今シーズンの堂安は、シュトライヒ監督の下で飛躍的な成長を遂げるかもしれない。
取材・文●中野吉之伴
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同じ意見の記者も少なくなかったのだろう。頷きながらその答えにみんな注目している。シュトライヒは即答した。
「彼(堂安)には経験がある。私は信頼しているよ。彼の動きはチームによく合っていた。非常に動きがあるし、周りとの息も合っている。攻守の切り替え、ボールキープで優れたプレーを見せてくれた。相手の攻撃すべてを止めることはできないよ」
感情に飲み込まれて不用意なファウルをしたりはしないと、全幅の信頼を寄せているのだ。そしてその言葉通り、日本代表MFはイエローカードをもらわないように気をつけながら、それでも相手への勢いをひとつも落とさずに、攻守にキレのある動きを続けていた。粘り強い戦いで2-1での勝利に大きく貢献してみせた。シュトライヒはこう語る。
「選手の声がエゴからではなくて、やる気や意志から出てくるものかどうかが大切だ。選手にとっては難しい話もあるだろう。我々は選手の様子を正しく見るし、疲れているなと思ったら話をする。私はいつでも自分の選手を完全に信頼しているんだ」
これまで培ってきた経験と新しくやるべきことをじっくりと整理をして、自分のやるべきことを明確にして、モチベーション高く取り組んでいける場所がここにはある。今シーズンの堂安は、シュトライヒ監督の下で飛躍的な成長を遂げるかもしれない。
取材・文●中野吉之伴
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