勝つことを目指すのは当たり前。エンターテイナーとしてエンターテイメントを提供しなくては
街を二分する大きな試合、ダービーマッチ。
リーグの順位は関係なくというが、ダービーだからこそ勝つだけではなく、どのようなサッカーが出来たか?!内容はどうであったか? サポーターに何かを残せたか?ということが大事だと思う。
リーグの順位は関係なくというが、ダービーだからこそ勝つだけではなく、どのようなサッカーが出来たか?!内容はどうであったか? サポーターに何かを残せたか?ということが大事だと思う。
僕がコラムのことを思い出したのは地元(鈴鹿市)にあるサウナで、隣りに座ったおじさんが、サウナを出る前に一言、「ダービー完勝おめでとうございます」と言われたからである。JFLとはいえ、町の人たちにもしっかりと情報が入る環境になっているのである。
そして怪我で長期離脱していたカズも、この試合で残り15分間プレーした。ダービーを復帰戦にしたのである。
シーズンは後半に入り、ワールドカップの影響で11月の中旬でリーグが終わる日程になっている(例年は12月の始めまで)。猛暑の夏場から残暑となり、徐々に秋めいた気候の中でこれからの闘いが続いていく。
鈴鹿にとっても、しっかりとした信頼を地元の人たちから得るためにも、大事な試合は続く。
勝つことを目指すのは当たり前。プロの看板を掲げるスポーツなのだから。プラス、プロだからこそ、エンターテイナーとしてエンターテイメントを提供しなくてはならない。
感動を与え、観戦した人たちがまた来たい。応援したい。そしてサッカーが好きになり、選手を好きになる。
試合(四日市)会場に集まった4000人の人たちがそう思えたかどうかも、また大事なのである。三重ダービーをそう感じた週末になっていたら嬉しいが……。
そして勝利の喜びも、敗戦の悔しさも、いつまでも引っ張ってはいられない。すでに次の準備をしなくてはならない。そして次も一瞬の喜びを味わうために。
またしっかり努力するしかない。
2022年9月6日
三浦泰年