J１リーグ ２ndステージ・13節
サンフレッチェ広島 － FC東京
10月３日（土）／19:00／エディオンスタジアム広島

FC東京
２ndステージ成績（12節終了時）：５位　勝点21　６勝３分３敗　15得点・９失点
年間成績（29試合終了時）：３位　勝点56　17勝５分７敗　39得点・27失点
 
【最新チーム事情】
●出場停止明けの高橋をアンカーに据えた4-3-1-2で臨むか。
●GKは安定したプレーを見せているV・アブラモフだろう。
●練習で好調をアピールしている橋本、中島にも出場チャンスがありそう。
 
【担当記者の視点】
　今季は先制した試合で９割以上の勝率を誇るFC東京が、第１ステージを含め唯一逆転負けした相手が、広島だ。「ここで叩けば、最高の喜びになる」と左SBの太田は気迫十分。他の選手も“打倒・広島”を意識したコメントを発しており、良いモチベーションで大一番に臨めそうだ。
 
　ひとつの見どころは広島の中盤を抑えられるか。出場停止明けの高橋、好調の米本、戦術眼に優れた羽生あたりが、ドウグラス、ミキッチといった“危険人物”に仕事をさせなければ、勝機は膨らむだろう。
 
　堅守をベースに戦ったうえで、カウンターからゴールを掠め取るのが、理想的な戦い方になる。フィニッシュの局面では、やはり前田に期待。第２ステージに入ってからチームに馴染んでおり、直近の松本戦でも値千金の決勝点を決めているベテランFWが広島戦でも決定的な働きをすれば、チームの勢いも増すはずだ。
 
　逆に黒星を喫するようだと、第２ステージ制覇の芽はしぼみ、年間３位の座も明け渡す可能性もある（年間４位のG大阪とは勝点２差）。広島とのアウェーゲームは、シーズンの行方を占う一戦になる。