「タケは退団した“キング”の後継者候補だ」久保建英の“知的な2つのプレー”をソシエダ番記者が絶賛!「サッカーIQの高さに賛辞が相次いでいる」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2022年09月01日

タケはオフ・ザ・ボールの動き出しやポジショニングにおいても出色のプレーができる

すんなりチームにフィット。イサクが抜けた攻撃陣を牽引できるか。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

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 もちろんシーズンは続いていく。ソシエダは新たなキングを探さなければならない。序盤のプレーを見る限りでは、タケ・クボ(久保建英)もポジションは異なるが、その後候補のひとりだ。

 イサクとタケのクオリティとプレースタイルを考えれば、互いに理解し合う運命にあっただけに、わずか2試合でコンビ解散となったのは残念でならない。開幕戦のカディス戦では数えるほどしかなかった2人が絡むシーンは続くバルセロナ戦で増え、息の合ったプレーを見せ始めていた。

 だからこそ注目が集まったエルチェ戦で、再び主役級の働きを見せたのは他でもないタケだった。イサクの退団を受け、ソシエダは“純粋な9番”不在の布陣で臨んだが、そのいつも以上に攻撃の流動性が増す形になったチームにおいて水を得た魚のようにプレーした。
 
 得点を挙げたわけではなく、直接的にチャンスに絡む場面も限られてはいた。そんな中、特筆に値したのが、相手DFを混乱させた2つの知的な動き出しだ。

 1つ目はホアン・モヒカを引き付けることで、ゴール前にスペースが生まれ、そこに走り込んだブライス・メンデスが決勝ゴールを決めた。2つ目も、再びモヒカを釣り、モハメド=アリ・チョがその背後に生まれたスペースにドリブルで侵入。当のモヒカの反則を誘ってPKを獲得した(ミケル・メリーノが失敗)。

 タケはオン・ザ・ボールで強みを発揮する選手と言われることが多いが、オフ・ザ・ボールの動き出しやポジショニングにおいても出色のプレーができるところを示した。ズビエタ(ソシエダの練習場)では、そのサッカーIQの高さに賛辞が相次いでいる。

 タケは毎試合、新たな顔を見せている。キングが去って、新加入のサムライがその後継者候補に名乗りを上げた。

文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸

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