こんなことが許されていいわけがない。シーズンが開幕した後も、どうして移籍市場が開いたままなのだろう。
ヘタフェのキケ・サンチェス・フローレス監督は、ジローナ戦後、「来週もどの選手がとどまり、どの選手が去り、どの選手が加入するか、事態の推移を見守っていくしかない。こんな状況では選手たちは心の平穏を保つことができない。ピッチ内外で不安感が漂い、我々監督にとっては難しい状況だ」と発言した。チームが敗れた(1-3)直後だっただけに、言い訳に聞こえないこともなかったが、その言葉は核心を突いていた。
移籍市場が開いた中では、主力選手の流出というリスクに常に晒されながら試合を戦うことを余儀なくされる。先週、その不可解な市場原理の犠牲になったのがレアル・ソシエダだ。エースストライカーのアレクサンデル・イサクを7000万ユーロ(約98億円)という破格の金額でニューカッスルに売却してからわずか4日後、アウェーに乗り込みエルチェとのラ・リーガ3節に挑んだ。当然、後釜を探す時間はない。まさに弱肉強食のサバイバルだ。
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カテゴリ:海外日本人
2022年09月01日
何事もなかったかのように練習に参加していたエースが…
今回の移籍はとにかく唐突だった。イマノル・アルグアシル監督がその事実を把握したのは、メディアが報じる数分前だったと言われる。ミケル・メリーノは、地元のラジオ局のインタビュー中に知らされた。
ちなみにその日、イサクは何事もなかったかのように練習に参加していた。そんな中、あっという間に世界中を駆け巡ることになったビッグニュースが“爆弾”投下された。
「他の選手にとってはチームが必要としている時に準備が整っていることを示す良い機会だ。我々の強みの一つが、重要な選手を欠いても、その影響を受けないことだ。なぜならチームに所属する全ての選手が同じように優秀で、同じように準備が整っているからだ」。
アルグアシル監督が、怪我人が発生した際によく口にする言葉だ。ただ今回、欠いたのはただの選手ではない。イサクはソシエダにとってトランプで言えばキングのような存在だった。チームにおいて不可欠な得点源だった。しかしクラブの金庫を潤わせるために、瞬く間に換金対象となった。7000万ユーロという天文学的なオファーを提示されては、ソシエダとしては受諾する以外の選択肢はなかった。
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