セビージャは一度としてチャンスらしいチャンスを作れず

クローン=デーリ(右)はクアドラード(左)への守備対応で手一杯となり、攻撃面でまるで貢献できなかった。(C)REUTERS/AFLO

87分に試合を決める2点目を決めたのは途中出場のザザ。センターサークルから一気に持ち上がり、右足で蹴り込んだ。(C)Getty Images
■ポイント2
崩しを担うべきセビージャの両翼が揃って沈黙
後半になっても試合展開はほとんど同じ。セビージャはミカエル・クローン=デーリ、エフゲン・コノプリャンカという崩しを担うべき両翼が、対面のクアドラードとパトリス・エブラの牙城を崩せず、相変わらず攻め手を欠いた。
業を煮やしたセビージャのウナイ・エメリ監督は、66分に2枚代えを決断。ケビン・ガメイロをチーロ・インモービレ、ステベン・エヌゾンジをビセンテ・イボーラにチェンジした。
しかし、79分のアントニオ・レジェスからファン・ムニョスへの交代を含めて、効果はまるでゼロ。後半はシュート、コーナーキック、オフサイドがすべて0という数字が示す通り、一度としてチャンスらしいチャンスを作れなかった。
■ポイント3
アッレグリ監督の采配がすべて的中
ユーベが最初に動いたのは76分。ケディラに代えてアレックス・サンドロを投入し、エブラを最終ラインに下げてシステムを4-4-2に変更。4DF+4MFの2ラインでさらに盤石の体制を築き、実際にセビージャに一切の隙を与えなかった。
そして87分には、カウンターから試合を決めるダメ押し弾。パウロ・ディバラが粘って残したボールを受けた途中出場シモーネ・ザザが、センターサークル内から一気に持ち出して右足で流し込んだ。
試合はこのまま2-0で終了。前述したミドルゾーンを起点とするプレスをはじめ、ぶっつけ本番だったケディラの先発起用を含む用兵術、そしてシステム変更と、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の采配が全て的中した印象だ。
セリエAでは6節までに3敗と不振を極めるユーベだが、これでCLは2連勝。4大リーグのクラブが顔を揃え、今大会の「死のグループ」と呼ばれるグループDで、単独首位に立った。
チャンピオンズ・リーグGS2節(10月1日)のその他の結果
崩しを担うべきセビージャの両翼が揃って沈黙
後半になっても試合展開はほとんど同じ。セビージャはミカエル・クローン=デーリ、エフゲン・コノプリャンカという崩しを担うべき両翼が、対面のクアドラードとパトリス・エブラの牙城を崩せず、相変わらず攻め手を欠いた。
業を煮やしたセビージャのウナイ・エメリ監督は、66分に2枚代えを決断。ケビン・ガメイロをチーロ・インモービレ、ステベン・エヌゾンジをビセンテ・イボーラにチェンジした。
しかし、79分のアントニオ・レジェスからファン・ムニョスへの交代を含めて、効果はまるでゼロ。後半はシュート、コーナーキック、オフサイドがすべて0という数字が示す通り、一度としてチャンスらしいチャンスを作れなかった。
■ポイント3
アッレグリ監督の采配がすべて的中
ユーベが最初に動いたのは76分。ケディラに代えてアレックス・サンドロを投入し、エブラを最終ラインに下げてシステムを4-4-2に変更。4DF+4MFの2ラインでさらに盤石の体制を築き、実際にセビージャに一切の隙を与えなかった。
そして87分には、カウンターから試合を決めるダメ押し弾。パウロ・ディバラが粘って残したボールを受けた途中出場シモーネ・ザザが、センターサークル内から一気に持ち出して右足で流し込んだ。
試合はこのまま2-0で終了。前述したミドルゾーンを起点とするプレスをはじめ、ぶっつけ本番だったケディラの先発起用を含む用兵術、そしてシステム変更と、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の采配が全て的中した印象だ。
セリエAでは6節までに3敗と不振を極めるユーベだが、これでCLは2連勝。4大リーグのクラブが顔を揃え、今大会の「死のグループ」と呼ばれるグループDで、単独首位に立った。
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