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SBSカップで猛アピールの鳥栖U-18坂井駿也。一歩先行く仲間に刺激を受け、次のステージを見据えて戦い続ける

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2022年08月30日

高校2年次に壁にぶち当たり…

ウズベキスタン戦では先制点をゲット。トップチームの練習でも求められているプレーで結果を出し、本人も確かな手応えを得た。写真:松尾祐希

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 坂井はソレッソ熊本に所属していた中学3年次にU-15代表入りを果たすなど、早くから将来を嘱望されてきた有望株だ。同年9月には2021年に開催予定だったU-17ワールドカップ(本大会は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止)の出場を目ざすチームの一員として、U-16アジア選手権(現U-17アジアカップ)の予選に参戦。中学卒業後はソレッソ熊本のOB松岡大起(現・清水)の後を追うように鳥栖U-18入りを決め、その後も成長を続けてきた。

 中盤でボールに触りながら、ゲームを組み立てていくプレーが信条だ。サッカーIQが高く、相手を見ながら状況に応じた振る舞いができるのも魅力だ。

 U-18チームでは高校1年次の頃から出場機会を掴み、同年12月のU-18クラブユース選手権(新型コロナウイルスの感染拡大の影響で夏開催から冬開催に変更)では全試合に先発で出場。強度の高いプレーに加え、ダイナミックなサイドチェンジで攻撃の流れを作り、チームの初優勝に貢献した。

 しかし、高校2年次を迎えると、壁に当たってしまう。世代別代表から遠ざかり、同年3月には同級生のMF福井太智が一足早くトップチームでデビューを果たすなかで仲間たちから遅れを取ってしまう。
 
 自身も後を追うように今年の3月にルヴァンカップでJデビューを飾ったものの、世代別代表とは縁がない状況。8月中旬にはMF楢原慶輝がU-19代表に招集され、その直後に福井はバイエルンの練習に参加中と報じられた。

 だからこそ、今回の代表活動は特別な想いがあった。「本当に自分のチームからも楢原とか福井がどんどん上に行っていて、自分も悔しい思いをしている」(坂井)。同世代の仲間たちから刺激を受けながら辿り着いたSBSカップは、ひと世代上のU-19代表に選ばれるためにも重要な場だった。

 先述のU-20アジアカップ予選で招集されるかは分からない。しかし、もし選外となっても戦いは続く。来年3月の本大会、そして5月のU-20ワールドカップ。「今回の合宿では食ってやろうという気持ちでいた。(U-19代表に)選ばれなくても、その次は絶対に入ってやろうと思っている」とは坂井の言葉。次のステージを目ざす俊英の挑戦はまだ始まったばかりだ。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

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