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平畠啓史チョイス“至極の11人”|鋭い反応でゴール量産のL・セアラ。椎橋は中盤の底というよりチームのへそ【J1月間ベストイレブン・7月】

カテゴリ:Jリーグ

平畠啓史

2022年08月05日

和泉は常に走り続ける献身性が素晴らしい

L・セアラはシュートパターンが多く、クロスやラストパスに対する反応が鋭い。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

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 中盤のもう一人は浦和の伊藤敦樹が光っていた。スケール感があり中盤にダイナミックさをもたらすことができる。中央をドリブルで運べるのは実に魅力的。チームに前向きのパワーを与えることができる。

 攻撃的な中盤の右には鹿島の和泉竜司。技術力はもちろんのこと常に走り続けることができる献身性が素晴らしい。一人少なくなった神戸戦でも走り続けゴールを奪い、引き分けに持ち込んだ。

 90分に常本佳吾のスローインをゴールラインぎりぎりまで追う姿に実況の下田恒幸氏は「懸命に和泉!懸命に和泉!」と献身性を讃え、解説の水沼貴史氏はゴールに関し「神様がくれたご褒美」とハードワークに賛辞を贈った。派手さはなくとも鹿島の中盤には欠かせない選手である。
 
 攻撃的な中盤の左にC大阪のジェアン・パトリッキ。5試合すべて途中出場ながら3ゴール。スピードだけでなくゴールを決めきる力があることを証明した。大阪ダービーで90分に自陣からのカウンターで自ら運び決めきったゴールは印象的。試合終盤にチームをギアチェンジさせることができる選手である。

 フォワードの一人は神戸の大迫勇也。5試合すべて途中出場ながら3試合連続ゴール。シュートやポストプレーだけでなく、すべてのプレーに鬼気迫る迫力があった。対峙したディフェンスはきっと怖さを感じたに違いない。リーグ戦は終盤に向かっていくが、大迫のプレーはさらに見逃せないものになっていくだろう。

 そしてフォワードのもう一人であり、今月のMVPは横浜F・マリノスのレオ・セアラ。清水戦のハットトリックも含め5試合で6ゴール。シュートパターンも多く、クロスやラストパスに対する反応が鋭い。スピード感溢れる横浜の攻撃を完結させるトップの選手として見事なパフォーマンスで、攻撃陣だけでなくチームを勢いづけた。7月の活躍はMVPにふさわしい。

取材・文●平畠啓史

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