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金田喜稔が中国戦を斬る!「技術力は図抜けていた脇坂は面白い存在。小池はパスの質や創造性が物足りなかった」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年07月25日

韓国戦はいろんな要素が詰まった楽しみな試合

中谷は高い統率能力で存在感を放った。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 一方、中国戦で好印象だったのは脇坂だ。1試合目の香港戦ではあまり感じなかったけど、2戦目ではボールの受け方が抜群に上手だった。前を向いての縦パス、ミドルシュート、横にボールを捌くなど、何でもできる身体の向きとボールの持ち方、個の技術力は図抜けていた。

 さらに上のレベルの相手との対戦で同じプレーができるのか、という部分はあるけど、それでも非常に面白い存在だと思ったよ。

 これまでのE-1選手権の2試合で、W杯のメンバー入りに向けてちょっと期待できたのは、その脇坂と、香港戦で高精度のクロスを何度も披露した水沼と2ゴールの町野。中国戦で統率能力とビルドアップ能力の高さを見せた中谷、果敢な仕掛けからチャンスを演出した相馬かな。

 だからといって欧州組もいる日本代表に割って入るのは簡単ではない。ただ、少なからず可能性を感じた楽しみな選手たちだ。
 
 27日にはE-1優勝が懸かる第3戦の韓国戦が行なわれる。3試合目で、もう何日も一緒にトレーニングをしてきて、選手たちはお互いの特長を理解し合えてきているはず。準備期間も十分にあったなかでの試合なので、寄せ集めのメンバーだからという言い訳はもうできないよ。

 個人プレーではなくチームとして攻守に機能するプレーで、質の高いアピールをして、なおかつ勝利してタイトルを獲得してほしい。

 いま日本ツアーをしているパリ・サンジェルマンの試合に6万人近い観客が訪れたのに対し、日本代表のE-1初戦の香港戦は4980人。その悔しさを選手たちは持っているはずなので、プライドを見せるためにも魅力ある良い試合をしないとね。韓国戦はいろんな要素が詰まった非常に楽しみな試合。たくさんの人に見てほしい。

【著者プロフィール】
金田喜稔(かねだ・のぶとし)/1958年2月16日生まれ、64歳。広島県出身。現役時代はドリブルの名手として知られ、中央大在学中の1977年6月の韓国戦で日本代表デビューを飾り、代表初ゴールも記録。『19歳119日』で記録したこのゴールは、現在もなお破られていない歴代最年少得点である。その後は日産自動車(現・横浜)でプレーし、1991年に現役を引退。Jリーグ開幕以降はサッカーコメンテーター、解説者として活躍している。

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