【柏】二度のACL広州恒大戦で掴んだ自信と突きつけられた課題

カテゴリ:Jリーグ

鈴木潤

2015年09月16日

相手の強力2トップを組織的な守備で抑え込んだ自信。

柏の守備陣は相手の強力な個に翻弄されながらも組織力で対抗。失点はセットプレー3つと相手のスーパーボレーだった。(C) Getty Images

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 柏の共通意識のひとつに“コレクティブ(集合的に)”という言葉がある。攻守両面で組織的に戦っていくことを意味するもので、勝負に敗れたとはいえ、チームはある程度コンセプトに基づいた戦いぶりに手応えも感じ取っている。
 
 例えば、第1戦での失点はすべてセットプレーであり、流れの中からは崩されなかった。今回の第2戦でもカウンターからピンチを迎えはしたものの、守備組織が破たんしたわけではなかった。
 CBの鈴木大輔が言う。
「自分たちのやり方として、かわされた次の選手がアタックに行く。マンツーマン気味に付かずに最後のところでブロックをする。前線のふたりに通された時の対応は良かったと思います」
 
 ディフェンスリーダーの言葉どおり、柏のディフェンス陣は組織的な守備でリカルド・グラルとエウケソンを抑えた。個対個の勝負で完膚なきまでに叩きのめされた2年前との大きな相違点である。
 
 それは攻撃面にも言えることだった。広州恒大のディフェンスラインとボランチの間のわずかなスペースに前線の3人が受けに入り、インサイドハーフやSBと連動して空いたスペースを突いていくことで、特に第2戦の後半は広州恒大を押し込んだ。柏は確かに広州恒大と堂々と渡り合っていた。
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