福田と大迫を尊敬も「絶対に負けたくない」
「この大会は良い経験をするというよりも、自分の力を試すということと、たくさんのシュートとドリブルにチャレンジしようとしている大会。韓国戦は何もしていないので、次のウルグアイ戦ではどんどんトライしていきたいです」
2日後のウルグアイ戦で名和田は見事に有言実行してみせた。トップ下で先発すると、7分、左サイドでボールを受けると鮮やかな右アウトサイドのカットインでDFを剥がし、ペナルティエリアの外から迷わず右足を一閃。強烈なグラウンダーの弾丸ミドルをゴール左隅に突き刺した。
才能の片鱗を見せつけると、34分には右サイドのタッチラインギリギリを突破すると、中央のFW道脇豊に正確なクロスを供給。道脇の高い打点のヘッドが決まり、チームに追加点をもたらした。
名和田の勢いはこれだけにとどまらない。39分、右からのクサビのパスに正確なファーストタッチで前に持ち出して加速すると、再びペナルティエリアの外から右足を一閃。GKの前で強烈にバウンドしたボールはGKのファンブルを誘ってゴールに吸い込まれた。
87分に交代するまで2ゴール・1アシストの大活躍で4−0の完勝に貢献した。
最終戦のメキシコ戦では後半から出場。54分の先制点に絡むなど、2−0の勝利に貢献し、3戦を通じて「エースここにあり」を結果とプレーで見せつけた。
2日後のウルグアイ戦で名和田は見事に有言実行してみせた。トップ下で先発すると、7分、左サイドでボールを受けると鮮やかな右アウトサイドのカットインでDFを剥がし、ペナルティエリアの外から迷わず右足を一閃。強烈なグラウンダーの弾丸ミドルをゴール左隅に突き刺した。
才能の片鱗を見せつけると、34分には右サイドのタッチラインギリギリを突破すると、中央のFW道脇豊に正確なクロスを供給。道脇の高い打点のヘッドが決まり、チームに追加点をもたらした。
名和田の勢いはこれだけにとどまらない。39分、右からのクサビのパスに正確なファーストタッチで前に持ち出して加速すると、再びペナルティエリアの外から右足を一閃。GKの前で強烈にバウンドしたボールはGKのファンブルを誘ってゴールに吸い込まれた。
87分に交代するまで2ゴール・1アシストの大活躍で4−0の完勝に貢献した。
最終戦のメキシコ戦では後半から出場。54分の先制点に絡むなど、2−0の勝利に貢献し、3戦を通じて「エースここにあり」を結果とプレーで見せつけた。
「これが国際試合だと思うので、緊迫したなかで途中出場しても結果が残せる選手にならないといけないなと思っています」
チームに戻れば、冒頭で触れた福田と大迫という世代を代表するタレントたちとの切磋琢磨の時間が待っている。二人とも年代別日本代表の常連で、代表活動から帰ってくるたびにたくましくなっている姿を目の当たりにしている。
「師王さんだったら得点能力やゴール前の嗅覚が凄いですし、常にゴールを狙っているので、そういうところを学んでいきたいです。塁さんだったらパスとか足もとの技術、人間性の面でも凄いので、学んで自分のものにしたいなと思います」
二人から学ぶ謙虚な姿勢を持ちながらも、心の内は野心に満ち溢れている。
「尊敬する先輩であることは間違いないですが、僕はあの二人には絶対に負けたくない。二人の良いところを自分が持っていけば、自分のほうが上に行けると思うので、しっかりと日々のトレーニングから吸収して磨いていきたい」
神村学園の“スーパーノヴァ”名和田我空。野心と覚悟を持ってどこまで成長していくのか。これからが非常に楽しみな選手だ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【PHOTO】2022年の高校サッカー界を彩る注目選手を写真でチェック!~九州編
チームに戻れば、冒頭で触れた福田と大迫という世代を代表するタレントたちとの切磋琢磨の時間が待っている。二人とも年代別日本代表の常連で、代表活動から帰ってくるたびにたくましくなっている姿を目の当たりにしている。
「師王さんだったら得点能力やゴール前の嗅覚が凄いですし、常にゴールを狙っているので、そういうところを学んでいきたいです。塁さんだったらパスとか足もとの技術、人間性の面でも凄いので、学んで自分のものにしたいなと思います」
二人から学ぶ謙虚な姿勢を持ちながらも、心の内は野心に満ち溢れている。
「尊敬する先輩であることは間違いないですが、僕はあの二人には絶対に負けたくない。二人の良いところを自分が持っていけば、自分のほうが上に行けると思うので、しっかりと日々のトレーニングから吸収して磨いていきたい」
神村学園の“スーパーノヴァ”名和田我空。野心と覚悟を持ってどこまで成長していくのか。これからが非常に楽しみな選手だ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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