「この番号を託されたからには結果を求められている」
神村学園と言えば、『高校サッカー界ナンバーワンデュオ』と呼ばれるFW福田師王とMF大迫塁がいる。すでにセレッソ大阪入りが内定している大迫に対し、福田は複数のJ1クラブから熱烈なラブコールを受けているようで、海外クラブからのアプローチも噂されるなど、争奪戦は加熱を極めている。
そんな神村学園に新たな新星が現われた。神村学園中から進学してきた1年生MF名和田我空だ。両足でのボールコントロールを苦なく行ない、常に2手、3手先まで思考に入れながら、素早いボディシェイプと緩急をつけたドリブルで相手の間隙を縫い、ラストプレーではパスとシュートを瞬時に判断してゴールに直結するプレーを見せる。
神村学園中では、昨年の全国中学サッカー大会で準々決勝以外は全て複数得点をマーク(二回戦と準決勝でハットトリック)し、5試合で10得点と大暴れ。チームを見事に優勝に導いた。そして今年3月のサニックス杯では中3ながら神村学園高の10番を背負ってプレー。FWとして堂々たるプレーを見せつけて大きな話題となった。
順調に高校生活をスタートさせると、インターハイ出場を決めた直後の6月8日から12日にかけて仙台で行なわれたインターナショナルドリームカップでは、U-16日本代表の10番を託された。
「この番号を託されたからには結果を求められているし、ゴールだけではなく、他のプレーでもチームの勝利のために、個人の成長のためにやっていきたい」
こう意気込んで臨んだ初戦の日韓戦、名和田はベンチスタートだった。フィジカルで明らかに日本を上回る韓国に対して、日本は競り合いでも球際でも一歩も引くことなく真っ向からぶつかり合い、前半だけで2点のリードを奪った。
そんな神村学園に新たな新星が現われた。神村学園中から進学してきた1年生MF名和田我空だ。両足でのボールコントロールを苦なく行ない、常に2手、3手先まで思考に入れながら、素早いボディシェイプと緩急をつけたドリブルで相手の間隙を縫い、ラストプレーではパスとシュートを瞬時に判断してゴールに直結するプレーを見せる。
神村学園中では、昨年の全国中学サッカー大会で準々決勝以外は全て複数得点をマーク(二回戦と準決勝でハットトリック)し、5試合で10得点と大暴れ。チームを見事に優勝に導いた。そして今年3月のサニックス杯では中3ながら神村学園高の10番を背負ってプレー。FWとして堂々たるプレーを見せつけて大きな話題となった。
順調に高校生活をスタートさせると、インターハイ出場を決めた直後の6月8日から12日にかけて仙台で行なわれたインターナショナルドリームカップでは、U-16日本代表の10番を託された。
「この番号を託されたからには結果を求められているし、ゴールだけではなく、他のプレーでもチームの勝利のために、個人の成長のためにやっていきたい」
こう意気込んで臨んだ初戦の日韓戦、名和田はベンチスタートだった。フィジカルで明らかに日本を上回る韓国に対して、日本は競り合いでも球際でも一歩も引くことなく真っ向からぶつかり合い、前半だけで2点のリードを奪った。
3点目を奪った後の70分に名和田は投入されると、ドリブルで突破を試みるが相手の素早い寄せにボールをロストしたり、シュートが相手に引っかかるなど、チームの勢いに乗ることができなかった。
「途中出場だったのですが、ピッチのコンディションが分かっていなくてトラップミス、パスミスが多かった。それにやっぱり当たり負けすることがあった。この強度を当たり前のようにやっていかないと、いつまで経っても変わらないと思った」
試合後、こう反省の弁を述べていた名和田。実はこの大会の1か月前の5月に、U-16日本代表にとって初の海外遠征となるルーマニア遠征(ノルウェー、カタール、サウジアラビア、ルーマニアと対戦)で、彼は初めて海外のナショナルチームと対戦した。
「海外と日本の違いは強度だとは思っていましたが、実際に戦ってみてやはり自分のフィジカルの弱さを痛感しました」
技術面では通用する手応えはあったが、フィジカル負けしてチャンスやタイミングを逸するシーンも体感した。海外志向が強いこともあり、「このままでは置いていかれる」という危機感を強烈に抱くようになった。
インターナショナルドリームカップも名和田にとってはかなり重要な大会と位置付けて臨んでいただけに、韓国戦での出来は到底納得のいくものではなかった。
「途中出場だったのですが、ピッチのコンディションが分かっていなくてトラップミス、パスミスが多かった。それにやっぱり当たり負けすることがあった。この強度を当たり前のようにやっていかないと、いつまで経っても変わらないと思った」
試合後、こう反省の弁を述べていた名和田。実はこの大会の1か月前の5月に、U-16日本代表にとって初の海外遠征となるルーマニア遠征(ノルウェー、カタール、サウジアラビア、ルーマニアと対戦)で、彼は初めて海外のナショナルチームと対戦した。
「海外と日本の違いは強度だとは思っていましたが、実際に戦ってみてやはり自分のフィジカルの弱さを痛感しました」
技術面では通用する手応えはあったが、フィジカル負けしてチャンスやタイミングを逸するシーンも体感した。海外志向が強いこともあり、「このままでは置いていかれる」という危機感を強烈に抱くようになった。
インターナショナルドリームカップも名和田にとってはかなり重要な大会と位置付けて臨んでいただけに、韓国戦での出来は到底納得のいくものではなかった。