• トップ
  • ニュース一覧
  • 「サイド攻撃が機能しないと質も量も低下する」日本代表の惨敗をW杯対戦国スペインの記者はどう見たのか。「決して許されないプレーが…」

「サイド攻撃が機能しないと質も量も低下する」日本代表の惨敗をW杯対戦国スペインの記者はどう見たのか。「決して許されないプレーが…」

カテゴリ:日本代表

ダビド・フェルナンデス

2022年06月17日

日本にとっては何とも後味の悪い結末となった

DFリーダーの吉田がまさかの全失点に関与。本大会に向けて不安をの残す結果に。写真:塚本凛平 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

画像を見る

 日本の生命線を握るのはサイド攻撃だ。しかし依存度が高すぎる弊害で、その頼みの攻撃パターンが機能しなければ、途端に質も量も低下する。後半、森保監督は南野と久保建英が分担してトップ下を務める4-2-3-1のオプションを試したが、さしたる影響はなかった。むしろ三苫薫と堂安の投入でリフレッシュされたことで、サイド攻撃への固執は最後まで続いた。

 試合の主導権を握ったのは日本だった。しかし単調な攻撃に終始し、その優位性がチャンスの危険度に反映されることはなかった。無得点という結果はその産物だったわけだが、その攻撃面よりも問題視すべきは、3失点を喫したことだ。
 
 遠藤航がブラジル戦(0-1)で献上したPKは物議を醸すジャッジで、弁解の余地はあった。しかし、チュニジアの1点目に繋がった、吉田がタハ・ヤシン・ケニシを倒して与えたPKは弁解の余地のないものだった。本番のドイツ戦やスペイン戦では、決して許されない不用意なファウルだった。

 フェルジャニ・サシに2点目をプレゼントしたプレーは言わずもがなだ。冨安健洋がコンディション不良で出場を見合わせるなか、谷口彰悟、伊藤、板倉といった選手がミスをするのならまだ理解できる。そんな中、百戦錬磨のキャプテンが1度ならず2度までも失点に絡むミスを犯した。

 これがW杯でなかったことが救いだが、このチュニジア戦は4連戦のラストマッチだ。日本にとっては何とも後味の悪い結末となった。

文●ダビド・フェルナンデス(ラジオ・マルカ)
翻訳●下村正幸


【動画】「W杯本番では決して許されない」とスペイン人記者が糾弾した吉田麻也のプレー

【PHOTO】パナソニックスタジアム吹田に駆けつけた日本代表サポーター!

【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
 
【関連記事】
「愚問です」本田圭佑の“返信”に堂安律が反応!「90分観ていたとしても本田さんは…」
「試合中に指示はないのか」前園真聖が惨敗の日本代表に苦言!「選手に迷いや不安があることが1番良くない」
W杯出場32か国の「優勝確率」をAIが予想! アジア2位の日本は何%? “本命”はFIFAランク1位のブラジルではなく…
三笘薫の言葉が重い…「場当たり的すぎる」森保ジャパンは、W杯までに共通認識を作れるか?
【セルジオ越後】負けるべくして負けたチュニジア戦。失点につながるミスも誘われた格好だ。梅雨入りした関西で、日本の戦いもジメジメしていたね

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ