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【三浦泰年の情熱地泰】ブラジル相手に想定内の「0-1」。カタールW杯に向けて良い結果だったのか?

カテゴリ:連載・コラム

三浦泰年

2022年06月08日

日本はまだブラジルに冷静にプレーさせていた

6万3000人以上の観客を飲み込んだ新国立競技場。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 本番ではドイツとスペインと対戦することが決まっている。このグループを突破するための試合になったのか?

 ブラジルは本気になっていたのか? まだ余裕を持ってプレーしていたように見えたし冷静にプレーしていた。

 これがヨーロッパの強豪国であれば、日本代表より善戦できない可能性もあっただろうが、ブラジルに苛立ちを覚えさせ、精神面を崩すことが出来る可能性もある。ドイツ代表がブラジル開催のワールドカップ準決勝で7-1で勝利したように、である。
 
 日本はまだブラジルに冷静にプレーさせていた。

 アトランタ五輪の“マイアミの奇跡”では、ロナウドやベベットらを揃えたブラジル代表が日本代表を相手に慌てていた……ように見えた。

 もちろん現地で、生で観戦した訳ではなく、テレビで都並敏史大先輩の解説と、現役選手でありながらまるでプロの解説者のような槙野選手(神戸)の上手い解説を聞きながら、少し気持ちが解説よりに誘導されながら見ていたかもしれない。

 しかし、そんなことよりも憧れのカナリア色のブラジル代表のユニホームと日本のサッカー少年が目標とするサムライカラーのユニホーム。黄色と青のユニホームが新国立競技場で真剣に走り合い戦う姿。それは画面からも僕の心に刺激を与えてくれ、感動させてくれた。

 そして真剣に戦う選手、スタッフの顔とスタジアムに集まった人たちの顔も真剣そのものであった。

 素晴らしいマッチメイクに感謝である。そして、この試合があと2つある6月の代表マッチに、どう活かされるかが大事なのであろう。

 日本代表も1試合1試合、成長していく。

 コラムを書くタイミングではなかったが、朝、目が覚めて、ふと感じたので日本代表対ブラジル代表について、思うところを書いてみた。

 ブラジル代表を相手に、今の日本の力を出し切れた試合。一方で、このままではワールドカップでの目標達成(ベスト8)に届かないと感じてもおかしくはない試合。

 ブラジル代表を相手に“勝ちにいける”力をつけなくてはいけない。

 試合に勝つのは本当に難しい。書くのも言うのも簡単。それを実行するのは本当に大変な事だ。だから努力する。頑張る。

 日本代表から、ブラジル代表から、刺激とパワーをもらった。

 僕も上を向いて前進できるよう、また新しい時間を楽しみたい。

 昨日は母の誕生日。何歳になるのだろう?
「お母さん おめでとうーー」

2022年6月8日
三浦泰年

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