「みんなで守り、みんなで攻める」では、戦術が何もないのと一緒
選手個人では、中山(雄太)、南野(拓実)、長友(佑都)と私のよく知っている選手もいた。遠藤(航)は効いていたし、伊東(純也)のパフォーマンスは悪くなかった。そしてなにより、最も印象に残った選手はGKの権田(修一)だ。ブラジルは5つのシュートが枠内に飛んだが、彼がよくそれを守っていた。失点を1に抑えられたのは彼の活躍も大きいだろう。ただ彼等だけでは残念ながら何もできない。
全体的に見て、日本はバランスが悪かった。「みんなで守り、みんなで攻める」では、戦術が何もないのと一緒だ。その点ブラジルは、ネイマールが守備に入ったり、ダニエウ・アウベスが攻め挙げる時はカゼミーロがカバーしたりと調和した動きがとれていた。
全体的に見て、日本はバランスが悪かった。「みんなで守り、みんなで攻める」では、戦術が何もないのと一緒だ。その点ブラジルは、ネイマールが守備に入ったり、ダニエウ・アウベスが攻め挙げる時はカゼミーロがカバーしたりと調和した動きがとれていた。
思うに、日本代表にはピッチ内に真のリーダーがいないのではないか。セレソンは、ネイマールやチアゴ・シウバが一声かければ他の選手はその指示に従う。そういう指示系統がうまく機能していなかったようにも見える。命令を下せるのは森保監督なのかもしれないが、残念ながら彼はピッチに入れない。
とにかくワールドカップまでにはまだ半年近く時間がある。今回見えた問題点を改善していくことはまだ可能だろう。
最後に、国立競技場でブラジル代表がプレーする姿を見られたのは嬉しかった。あいにくの雨だったが、それでもピッチコンディションはパーフェクトであるように見えた。
取材・文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
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【キリンチャレンジカップPHOTO】日本0ー1ブラジル|粘り強い守備でブラジルに善戦するも…ネイマールの一発で惜敗!
とにかくワールドカップまでにはまだ半年近く時間がある。今回見えた問題点を改善していくことはまだ可能だろう。
最後に、国立競技場でブラジル代表がプレーする姿を見られたのは嬉しかった。あいにくの雨だったが、それでもピッチコンディションはパーフェクトであるように見えた。
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