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過去10年間、4度の対戦で14失点。ブラジル戦に挑む森保ジャパン、最終ラインの懸念点は?

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年06月05日

相手は個人で止められるレベルではない

6日のブラジル戦へ向け、板倉は「球際で負けないことが大事」と強調した。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 今回は冨安健洋(アーセナル)が怪我で別メニュー、酒井宏樹(浦和)も離脱中ということで、6日のゲームは普通に考えると、右から山根視来(川崎)、板倉、吉田麻也(サンプドリア)、長友佑都(FC東京)という先発が有力視される。

 しかしながら、相手の左サイドにネイマールやヴィニシウスが陣取ることを視野に入れると、経験豊富な長友が右に回り、左に中山雄太(ズウォーレ)ということも考えられる。

 いずれにせよ、ブラジルのアタッカー陣は彼らが個人で止められるレベルでないため、もっと高い位置でボールを奪う、あるいはフリーで勝負をさせないような組織的守備を実践することが肝要。「僕ら最終ラインは局面の1対1で、球際で負けないことが大事になってくる」と板倉も強調していた。
 
「相手は世界一うまいチームなので、簡単にはがされ続けると難しくなる。そのうえで奪ったあとに自分たちの時間をどう作れるか」と原口もゲームのポイントを語っていた。相手にボールを保持され、主導権を握られるなか、どれだけ最終ラインが耐えられるか。日本としてはまずそこに集中して挑むべきだ。

 その森保ジャパンの守備陣だが、今回招集されているメンバーと酒井を加えた陣容でW杯までいく可能性が高い。ただ、昨年マルセイユからJリーグに復帰した酒井は怪我がち、長友も自チームで試合出場時間が減少。W杯の2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会の頃のように、世界最高レベルの強度に確実に応戦できる状態を維持できるという保証はないと言わざるを得ない。

 欧州組に目を向けても、冨安が酒井同様、怪我を繰り返していて万全の状態でないのが気がかりだ。最終予選を見ても、出場したのは全体の半分の5試合。2022年に入ってからは一度も代表合流できていなかった。10代の頃からA代表と欧州クラブを行き来する選手は肉体的負担が大きく、コンディションを崩す例が過去にも見られた。冨安も例外とは言えないだけにやはり心配だ。
 
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