【日本代表/会見要旨・質疑応答編】PKゼロは「ノーマルではない」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2015年08月27日

「ゴールを奪える選手を見つけるのは簡単な仕事ではない」

指揮官が言及したように、ハリルホジッチ体制ではこれまで一度もPKがもらえず。ペナルティエリア内での意識改善も、決定力不足解消への手立てとなる。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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Q.1点を取るのが難しい試合になる可能性は高いが、試合終盤の選手交代や起用法のイメージは?
「まずは選手にしっかりとプレーしてもらわなければならず、スタメンの選手がしっかり点を取らなくてはいけません。
 
 私が日本に来て仕事をするなかで、日本の知識は増えました。若い世代の試合も観ていますが、ゴールを奪える選手を見つけるのは簡単な仕事ではありません。選手の分析はしていますし、得点の取れる選手は探し続けています。
 
 もちろん交替に関しても、より良い交代をしたいとは思いますが、それがどうなるかは分かりません。例えば岡崎を下げた場合、誰を入れますか? そう考えても簡単な仕事ではありませんから。
 
 チームのプレーには不満はありません。チャンスは質量ともに十分なものを作れていましたから。ただ、問題は最後の冷静さ、シュートです。先日シンガポール戦を見直しましたが、試合中よりもイライラしました。
 
 つまり、タクティクスも、そのタクティクスに合う選手も用意しなくてはいけません。シンガポール戦では効果的ではありませんでしたが、4、5人のFWを入れて得点を目指しました。あれ以上のことはできなかったと思います。
 
 選手とはこれからも、どんなコンビンネーションができるかどのようなプレーができるかしっかり話を続けます。FKで決まるかもしれないし、PKで決まるかもしれませんが、得点がすべてを変えると思います。
 
 もう一度言いますが、ここ7試合でPKがひとつもありません。そこは教えていかないといけないと思っています。私は17歳からFWとしてプレーし、多くの点を取りました。多くのPKをもらいました。PKをもらいに行って、その得点でチームを何度も勝たせました。これは全員がやっていることです。そういった小さなことが、チームを強くするんです」
 
 この後、ハリルホジッチ監督は「私を困らせるような質問をしても良いんですよ」と話し、以下のように続けた。
 
「試合にも全然勝っていませんし、批判も受け付けます。ヴァイッドを困らせるような質問をしてくれて構いません。
 
 例えば、東アジアカップでは霜田さんが私の隣にいることへの批判もあったようです。ただ、それは私が要求したことです。霜田さんは選手や環境のことをよく知り、グラウンド上の役割も完璧に理解しているからです。ただ、霜田さんから戦術的な相談はありません。日本では前例がないようで、批判もあったようですが……。
 
 こういったことに関しても質問してくださって構いません。質問いただければ、こうやってご説明できます」
 
Q.霜田委員長にお聞きします。この2試合もベンチに入りますか?
「そうです。入ります」
 
Q.ではベンチに入っても、ハリルホジッチ監督の評価はできるのでしょうか?
「隣に座っていようが上から見ていようが、評価はできています」

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