大量得点の布石は、“宣言”にあった
大量得点の布石は、ネルシーニョ監督が選手たちに話した「この敗戦はゲーム内容の価値を下げるものではない」という“宣言”にあったと思う。実際、G大阪戦からフィールドプレーヤーの先発メンバーを固定しているし、試合を重ねるごとに選手間のコンビネーションが良くなっている。
正直、昨シーズンと今季の3連敗中(8節の川崎戦から10節の鳥栖戦)は、試合ごとにシステムやスタメンを頻繁に変更するネルシーニョ監督の采配に疑問を抱いていた。事実、そういう批判記事を何度も書いたが、厳しい指摘を今では申し訳なく思うほど、現チームは“ブレない智将”の下で戦い方が確立されてきている。
正直、昨シーズンと今季の3連敗中(8節の川崎戦から10節の鳥栖戦)は、試合ごとにシステムやスタメンを頻繁に変更するネルシーニョ監督の采配に疑問を抱いていた。事実、そういう批判記事を何度も書いたが、厳しい指摘を今では申し訳なく思うほど、現チームは“ブレない智将”の下で戦い方が確立されてきている。
しかもネルシーニョ監督は、細谷真大を筆頭に、森海渡や升掛友護などの若手を積極起用して成長させている。どうやら、クラブに多くのタイトルをもたらした第1次政権時(09年7月~14年)のような勝負勘が蘇ってきた様子で、そんな指揮官を選手たちが信頼しているのは言葉の節々から感じ取れる。
老いてなお盛んなネルシーニョ監督を先頭に、信じれる道が見えた柏の未来は、結構明るいのではないだろうか。
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
老いてなお盛んなネルシーニョ監督を先頭に、信じれる道が見えた柏の未来は、結構明るいのではないだろうか。
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)