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「日本が注意すべきは左サイドの守備」対戦国スペインの記者は森保ジャパンをどう見ている?「有能なアタッカーが多いがモリヤス監督は…」【現地発】

カテゴリ:日本代表

ルイス・ギジェルモ・モリネロ

2022年05月03日

日本代表が警戒すべき選手は?

バルセロナでも主力を担うペドリを日本は抑え込めるか。(C)Getty Images

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 もっともスペインは、中盤に前線の破壊力不足を補って余りあるタレントが揃っている。その代表格が、大会期間中に20歳の誕生日を迎えるペドリで、森保監督にとってはこの若きプレーメーカーをどう抑えるかが重要なテーマとなりそうだ。アジア予選を含め就任以来、試してきたオプションを整理し、その中から最適解を見出さなければならない。

 その予選のターニングポイントとなったのは、4-3-3の採用だった。以前の日本(例えばアルベルト・ザッケローニ監督時代)は攻撃に比重をかけるあまり、中盤が間延びする傾向があったが、このシステム変更により、攻守のバランスは改善されている。

 その枚数が1枚増えてソリッドさが増した中盤のレギュラー格は、遠藤航、田中碧、守田英正の3選手だ。レガネスに在籍しているガク(柴崎岳)も控えるが、森保監督は、プレッシングの強度やハードワークを優先して人選を行なっている。

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 スペイン戦でも、その中盤トリオや原口元気らが持ち味とするエネルギーでセルヒオ・ブスケッツや前述のペドリを中心としたスペインのパスワークを封じることを主眼に置いて対策を立ててくるはずだ。逆に久保や鎌田といった選手はベンチスタートが濃厚だ。

“サムライ・ブルー”はバラエティに富んだ攻撃をするチームではない。しかし左サイドから切れ込んでゴールに絡むプレーを得意とする南野や自慢のスピードでサイドを切り裂く伊東らが織りなすカウンターで守備が強固とはいえないスペインを驚かせることはできるはずだ。

 もちろんW杯までまだ時間がある。久保、三苫、鎌田らが主役を張る可能性も残されているわけだ。しかしスペインとドイツと対戦することは、森保監督に守備的な戦い方という現在の“コンフォートゾーン”にとどまらせる理由にはなる。

文●ルイス・ギジェルモ・モリネロ(ラジオ・マルカ)
翻訳●下村正幸

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