成功するためのハードルは、デビュー戦を大事にすること。
そもそも、僕が走り方について意識するようになったのは、かれこれ20年くらい前になる。プロになって3年目の時、膝を怪我して戦列を3か月離れた。そのリハビリ期間を利用して、走り方について真剣に考えるようになった。歩くこと、ジョギングすること、ランニングすること、ステップすること、そしてスプリントすること……。
そうやって段階を踏みながら、基本動作を見直していった。それからは怪我に強くなったんだけど、そうした経験もあって、走り方を見るとひと目で良い選手かどうかが分かるようになった。
武藤のプレーを初めて見たのは、約1年前の代表戦。ベネズエラ戦の初ゴールなんて、彼の持ち味が凝縮されていたよね。ボールを持ってからの初速もそうだけど、その後に相手DFのファウル覚悟のタックルを受けても倒れなかった。それも、姿勢の良い走り方が身についているからだと思う。
いずれにしても、ドイツで活躍するには、「結果を残すこと」「チームメイトから信頼されること」「サポーターに愛されること」が重要だと考えている。この3つは、本田や香川、岡崎、吉田など、欧州でステップアップを遂げている日本人選手に共通している部分でもある。
もっとも、武藤はFC東京ですべての条件をクリアしていたし、日本代表でもその条件を満たしつつある。だからマインツでも同じようにステップを踏めるはずだよ。国が違っても、やるべきことは変わらない。繰り返しになるけど、いつものようにプレーすればいいだけなんだから、それは決して難しいことではないはずだよ。
あえて成功するためのハードルを設けるとすれば、デビュー戦を大事にすることかな。デビュー戦は周りからの注目も大きいし、ポジション的にもゴールという結果を求められるはず。武藤自身もインパクトを残したいという気持ちもあるだろうからね。
ただ、そうしたプレッシャーのなかで結果を残していくのは、FC東京でも代表でも経験してきているから、成功への確率は高いと信じている。良い選手というのは、早い段階で結果を残しているもの。最初のプレッシャーから解放されたら、あとは彼のペースでやれると思う。
とにかく、現時点で考えても、武藤の新たなチャレンジは視界良好と言ってもいいんじゃないかな。
そうやって段階を踏みながら、基本動作を見直していった。それからは怪我に強くなったんだけど、そうした経験もあって、走り方を見るとひと目で良い選手かどうかが分かるようになった。
武藤のプレーを初めて見たのは、約1年前の代表戦。ベネズエラ戦の初ゴールなんて、彼の持ち味が凝縮されていたよね。ボールを持ってからの初速もそうだけど、その後に相手DFのファウル覚悟のタックルを受けても倒れなかった。それも、姿勢の良い走り方が身についているからだと思う。
いずれにしても、ドイツで活躍するには、「結果を残すこと」「チームメイトから信頼されること」「サポーターに愛されること」が重要だと考えている。この3つは、本田や香川、岡崎、吉田など、欧州でステップアップを遂げている日本人選手に共通している部分でもある。
もっとも、武藤はFC東京ですべての条件をクリアしていたし、日本代表でもその条件を満たしつつある。だからマインツでも同じようにステップを踏めるはずだよ。国が違っても、やるべきことは変わらない。繰り返しになるけど、いつものようにプレーすればいいだけなんだから、それは決して難しいことではないはずだよ。
あえて成功するためのハードルを設けるとすれば、デビュー戦を大事にすることかな。デビュー戦は周りからの注目も大きいし、ポジション的にもゴールという結果を求められるはず。武藤自身もインパクトを残したいという気持ちもあるだろうからね。
ただ、そうしたプレッシャーのなかで結果を残していくのは、FC東京でも代表でも経験してきているから、成功への確率は高いと信じている。良い選手というのは、早い段階で結果を残しているもの。最初のプレッシャーから解放されたら、あとは彼のペースでやれると思う。
とにかく、現時点で考えても、武藤の新たなチャレンジは視界良好と言ってもいいんじゃないかな。