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「森保監督の保守性が有効になる」日本代表はスペインを相手にどう戦うべきか? あえて敵国記者に訊いた。「田中がペドリに…」【現地発】

カテゴリ:日本代表

ダビド・フェルナンデス

2022年04月13日

「ゴールの期待が高まる選手は…」

スペインの10番を背負うペドリを日本の中盤は封じ込められるか。(C)Getty Images

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 スペインはUEFAネーションズ・リーグでドイツに大勝(6-0)する一方で、W杯欧州予選でスウェーデンに苦杯を喫し(1-2)、アルバニア、ギリシア、ジョージアに苦戦を強いられている。これらはいずれも日本と同じく守備的なチームだ。

 プレッシングを得意にする一方で、創造性には欠ける日本の中盤の機能性を支えるには、遠藤航、守田、田中による3センターがベストの形と言える。一方の前線は、伊東純也、南野拓実、大迫勇也の3人がレギュラー格で、自ずと鎌田大地、久保建英、三苫薫といった欧州で売り出し中の才気あふれるアタッカーがスタメンから弾き出される格好になっている。

 ただ、それは同時に後半の勝負どころで攻撃の切り札として投入できることを意味する。スペインとドイツ相手にポゼッションで上回るのは至難の業だ。逆にカウンターに活路を見出さなければならない試合で、局面打開力に長けた彼らのような選手が終盤、フレッシュな状態で投入される展開に持ち込むことができれば、日本の勝機も見えてくる。

 スペイン戦を想定すると、田中はペドリにプレッシャーをかけ、セルヒオ・ブスケッツへのパスコースを寸断するのがメインのタスクになるだろう。遠藤は、そのペドリをマークする田中をサポートしながら、アルバロ・モラタの背後のスペースを狙ってパスを受ける動きをケアしなければならない。

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 そしてボローニャとアーセナルで戦術眼に磨きをかけ、進境著しい冨安健洋は、スペインの得点源であるモラタと両ウイング(特にフェラン・トーレス)を封じる役割を率先してこなす必要がある。日本が守備に回る時間帯が増えるのは避けられない。

 しかし、もちろん勝利するためにはゴールが必要だ。今予選で大活躍を見せ、欧州組の中で鎌田と並んで唯一、所属クラブでコンスタントにプレーしている伊東純也への期待は自ずと高まってくる。

文●ダビド・フェルナンデス(ラジオ・マルカ)
翻訳●下村正幸

【動画】ドイツ戦、スペイン戦で勝機はあるのか。関塚隆に訊く「W杯本大会への10の質問」
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