浦和はなぜ試合内容が良くても結果が伴わないのか。指摘されるべきは“ゴール前の質”

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年04月07日

ロドリゲス監督のコンセプトがチームに浸透。成長は感じられるが…

清水戦は33分、江坂がPKを冷静に沈めて先制。しかし追加点を奪えず69分に失点し、勝ち切ることができなかった。写真:田中研治

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 また、CBのアレクサンダー・ショルツは「レッドカードが出てしまった試合もあったけれども、何でもないところから失点してしまっているところもある」と、今シーズンの戦いについて話す。試合を通じて多くのピンチを迎えているわけではなく、ほとんどの試合で浦和のほうがボール支配率も高く、シュート数も多いが、その試合内容は勝点に反映されていない。

 得点チャンスが多く、失点のピンチの少ないチームが勝利する確率は高まると言えるだろう。良い試合内容は、優位な状況に持ち込むことができるので意味はある。しかし、それを最終的な結果につなげようと思えば、サッカーが得点数を競うスポーツである以上はゴール前の質が重要になる。その点において、今季の浦和が上位を争うに値する質を見せられているとは言い難い。
 
 就任2年目のロドリゲス監督が率いるチームは、コンセプトが浸透して、相手に応じて柔軟性を見せるゲーム運びができている。そうした意味での成長は十分に感じられるが、それは試合のスコアや勝点に反映してこそ、本当の意味で証明される。

 今月にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ6連戦も待っている。よりゴール前で一つひとつのプレーに対してシビアになれるか。それが浦和の今後に大きな影響を与えるのではないだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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