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【連載】現地ベテラン記者が香川真司を密着レポート「調子は下降線…ブンデス開幕戦の先発は微妙な状況だ」

カテゴリ:ワールド

マルクス・バーク

2015年08月12日

論理的に考えれば、香川は重要な役割を担えるはずだ。

ポゼッションを重視し、2列目の選手に打開力を求めるトゥヘル監督。その要求を香川は十分に満たすタレントだ。 (C) Getty Images

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 なぜ、ここにきて調子を落としてしまったのか。それを説明するのは難しい。トゥヘルが選手個人についてコメントするのは、ポジティブな印象を残したときだけに限られるからだ。
                 
 7月下旬のスイス合宿で、香川は珍しく記者会見を開いた。そこで彼は自分を奮い立たすようにこう語っていた。「昨シーズンの自分の成績(28試合・5得点)には満足していない。プレーの内容も良くなかった。今シーズンは結果も内容も、より良いものにしなければいけない」と。
 
 前任のユルゲン・クロップに比べ、トゥヘル新監督はボールポゼッションを重視しており、2列目の選手には狭いスペースでも局面を打開する能力が求められている。論理的に考えれば、香川は新チームの中で重要な役割を担えるはずだ。
 
 いまは調子を落としているとはいえ、今後の巻き返しは十分可能だろう。ただ、ボルシアMGとのブンデスリーガ開幕戦(8月15日)に、先発できるかどうかは何とも言えない状況だ。
 
文:マルクス・バーク
翻訳:円賀貴子
 
Marcus BARK
マルクス・バーク
地元のドルトムントに太いパイプを持つフリージャーナリストで、ドイツ第一公共放送・ウェブ版のドイツ代表番としても活躍中。国外のリーグも幅広くカバーし、複数のメジャー媒体に寄稿する。1962年7月8日生まれ。
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