両サイドの仕掛けがどんな効果をもたらすか
4-3-3の継続を前提とすると、右サイドは久保建英(マジョルカ)、左サイドは三笘薫(ユニオンSG)という組み合わせが濃厚。2人ともドリブルで敵を打開できる強みがあり、久保に至ってはリスタートという武器を備えている。
伊東のような爆発的スピードで縦に抜け出す動きは少なくなるだろうが、両サイドからの仕掛けがチームにどんな効果をもたらすかは1つの見どころ。特に右は今回落選の堂安律(PSV)やベルギーで活躍中のレフティ坂元達裕(オーステンデ)ら再浮上を狙う実力差がいる。久保は生き残りの厳しさをひしひしと受け止めて、試合に挑むべきだ。
中盤は総入れ替えとなるなら、アンカーに柴崎岳(レガネス)、インサイドハーフに原口元気(ウニオン・ベルリン)と旗手怜央(セルティック)という顔ぶれになりそう。旗手が超えるべきなのは、すべてを知り尽くす川崎の元同僚・守田英正(サンタ・クララ)と田中碧(デュッセルドルフ)ということになる。
「守田選手だったり、田中選手と比べるのであれば、僕自身は攻撃的選手なので、ゴールだったりアシストという部分を求めていかないといけない。でも人と比べることなく、自分の特長を出しながらやることが一番」と彼はあくまで自らに矢印を向けていく構えだ。
確かに川崎でも、東京五輪代表でもそのスタンスを貫いたからこそ、出番を得られた。原口らも鼻息を荒くしているため、生き残りへの道は険しいが、まずはA代表デビュー戦で爪痕を残すことに集中してもらいたい。
伊東のような爆発的スピードで縦に抜け出す動きは少なくなるだろうが、両サイドからの仕掛けがチームにどんな効果をもたらすかは1つの見どころ。特に右は今回落選の堂安律(PSV)やベルギーで活躍中のレフティ坂元達裕(オーステンデ)ら再浮上を狙う実力差がいる。久保は生き残りの厳しさをひしひしと受け止めて、試合に挑むべきだ。
中盤は総入れ替えとなるなら、アンカーに柴崎岳(レガネス)、インサイドハーフに原口元気(ウニオン・ベルリン)と旗手怜央(セルティック)という顔ぶれになりそう。旗手が超えるべきなのは、すべてを知り尽くす川崎の元同僚・守田英正(サンタ・クララ)と田中碧(デュッセルドルフ)ということになる。
「守田選手だったり、田中選手と比べるのであれば、僕自身は攻撃的選手なので、ゴールだったりアシストという部分を求めていかないといけない。でも人と比べることなく、自分の特長を出しながらやることが一番」と彼はあくまで自らに矢印を向けていく構えだ。
確かに川崎でも、東京五輪代表でもそのスタンスを貫いたからこそ、出番を得られた。原口らも鼻息を荒くしているため、生き残りへの道は険しいが、まずはA代表デビュー戦で爪痕を残すことに集中してもらいたい。
守備陣のほうは、東京五輪世代が出るとしたら左SBの中山。ただ、板倉の離脱、左SB要員の佐々木翔(広島)の存在を踏まえると、今回はCB起用もあり得るかもしれない。吉田とのCBコンビは過去にあまりないが、本人は目下、ズウォーレで3バックの真ん中に入っていて、むしろそのほうが本来のプレーを出しやすそうだ。今後、起こり得る緊急事態を想定しても、これは一度テストしておいたほうがいい。ベトナム相手なら、中山自身も余裕を持って入れる。今回はぜひチャレンジすべきだ。
もう1人はGKの谷晃生(湘南)。ただ、豪州戦でベンチ外だったことを考えると、今回はシュミット・ダニエル(STVV)の先発確率が高い。今季の谷は昨季ほど安定感あるパフォーマンスを見せられていないのも、森保監督にとって引っかかる部分のようだ。ただ、ここからクラブで巻き返せれば、8か月後は分からない。まずは信頼を勝ち取るべく、日々を大事にするべきだ。
このような分析を踏まえると、ベトナム戦は最大5~6人の東京五輪世代がスタメン出場しそうな雲行き。その比率をどんどん引き上げていけるか否かは、次戦の動向にかかっている。森保監督のメンバー固定傾向を大きく変えるためにも、彼らが限られたチャンスで強烈なインパクトを残すことが重要。若手に目を配りながら、ベトナム戦を見極めたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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このような分析を踏まえると、ベトナム戦は最大5~6人の東京五輪世代がスタメン出場しそうな雲行き。その比率をどんどん引き上げていけるか否かは、次戦の動向にかかっている。森保監督のメンバー固定傾向を大きく変えるためにも、彼らが限られたチャンスで強烈なインパクトを残すことが重要。若手に目を配りながら、ベトナム戦を見極めたい。
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