30歳のネイマールはパリでキャリアを終える決意を固めた
もっとも、この奇妙な時間を体験したことで、チームは近年見られなかったような調和と一貫性を持ってピースがはまり始めた。マウリシオ・ポチェティーノ監督の辛抱強い指導のもと、選手たちは意気投合し、数か月間お互いに距離を置いていた後とは思えないような一体感を醸成したのだ。
そんな雰囲気の中で、CLラウンド・オブ16第1レグでマドリーに先勝(1-0)し、悲願の欧州制覇に向けてチームはこのまま一丸となっていくことが期待された。
「パリはCL制覇を見据えて、ネイマールを獲得したことを忘れるべきではない。明日は彼のような選手が才能をすべて見せるための完璧な舞台だ」
マドリーとの第2レグを翌日に控えポチェティーノ監督が期待感を口にすれば、当のネイマールも「マドリーと対戦するのは特別なことだ。やる気がみなぎってくる。僕もチームメイトもハッピーだ。ピッチに立ち、歴史を作り、パリをあるべき場所に引き上げることを楽しみにしている」と闘志を燃やした。
そんな雰囲気の中で、CLラウンド・オブ16第1レグでマドリーに先勝(1-0)し、悲願の欧州制覇に向けてチームはこのまま一丸となっていくことが期待された。
「パリはCL制覇を見据えて、ネイマールを獲得したことを忘れるべきではない。明日は彼のような選手が才能をすべて見せるための完璧な舞台だ」
マドリーとの第2レグを翌日に控えポチェティーノ監督が期待感を口にすれば、当のネイマールも「マドリーと対戦するのは特別なことだ。やる気がみなぎってくる。僕もチームメイトもハッピーだ。ピッチに立ち、歴史を作り、パリをあるべき場所に引き上げることを楽しみにしている」と闘志を燃やした。
4歳年上のメッシとは異なり、30歳のネイマールはパリでキャリアを終える決意を固めた。カタール王族のバックアップを受けた“国家クラブ”では、各種コンセプトを含めて手取り約4000万ユーロ(約50億円)の年俸を手にするだけでなく、自分の好きなようにカレンダーを管理しながら、試合に出場し練習に参加することができる。
とはいえ、そのカレンダーに赤いマークを付けて臨んだマドリーとの第2レグで、パリは逆転負け(1-3)を喫し、悲願のCL制覇はまたしても来シーズン以降に持ち越された。ネイマールの春に照準を合わせる作戦は、今回も機能しなかった。
文●ディエゴ・トーレス
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
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とはいえ、そのカレンダーに赤いマークを付けて臨んだマドリーとの第2レグで、パリは逆転負け(1-3)を喫し、悲願のCL制覇はまたしても来シーズン以降に持ち越された。ネイマールの春に照準を合わせる作戦は、今回も機能しなかった。
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