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【サニックス杯】ユースのレベルを超える鳥栖U-18の“逸材”! 楢原慶輝がたった1年で急成長したワケ

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2022年03月22日

「対人ではあまり負けないというのは正直実感をしている」

1年で急成長を果たした楢原。残す課題はプレーの精度だ。写真:松尾祐希

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 MF福井太智(新3年)がトップチームデビューを果たすなか、自身は長期離脱。いま思えば、焦りもあったという。だが、楢原は今できることに全力を尽くした。

「スタッフからも言われていたんですけど、周りを羨ましく思っても仕方がない。それはそうだなって思って、焦りはあるけどコツコツやるしかなかった」

 最初は肩を45度までしか上げられなかった。しかし、徐々に可動域を広げるリハビリに励み、身体全体を使ったメニューにもトライ。実際に体重は変わっていないが、筋肉量が増えるなど、目に見える成果を持って復帰を果たした。すると、今大会ではプレーに大きな変化が見られる。

「視察に訪れていたU-16日本代表監督の森山佳郎さんに身体のことは言われました。試合でもルヴァンカップにも出て、対人ではあまり負けないというのは正直実感をしている。 運動量も上がったと思うし、スプリント回数は90分で30回ぐらいいく試合もあった。明らかに前よりも増えている」
 
 だからこそ、求められるのは質だ。鳥栖U-18の田中宗智監督は言う。

「あとは質のところですね。そういうところを彼に求めているし、トップチームでやるのであれば、質を改善しないとダメだとは言っています。彼もトップチームデビューをして、気が付いているとは思う」

 推進力、運動量、打開力は、すでにユースのレベルを超えている。決定力やラストパスなど、ゴールに関わるプレーの精度が高まれば、さらなるステップアップも不可能ではない。

 今年中にプロ契約を結びたいと意気込む17歳は課題と向き合いながら、さらなる成長を目指して走り続ける。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

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