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【インターハイ準々決勝】東福岡 1-0 履正社|粘り強さ+スーパーサブ餅山大輝の投入が“ヒガシ”の新・勝利の方程式!

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2015年08月07日

長身ストライカーの投入で劣勢気味の雰囲気が一変。

ゴールを奪った餅山を讃えるチームメイト。今年の“ヒガシ”は、昨季以上のハードワークと一人ひとりの献身性で勝ち上がってきた。写真:徳原隆元

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 チーム全体で粘りを見せたことが、相手のペースで進んだ試合をモノにした要因だ。失点をせずに耐えたからこそ、1点に重みがあった。後半7分、長身でコンタクトプレーに強さを見せるFW餅山大輝が投入されると、雰囲気が一変した。
 
 後半19分、左からのクロスを毎熊晟矢が合わせ損ねたが、こぼれ球を餅山がプッシュ。「守備の時間帯に入ったけど、0-0だったので、先制点を取れば流れが変わると思っていた。得点の場面は、ボールがこぼれて来たので、咄嗟に右のアウトで合わせに行った。本当はゴロで流したつもりだったのに浮いてしまったけど、うまく入って良かった」と喜んだ餅山は、今大会で試合の流れを変えるスーパーサブとして機能している。
 
 中学時代も1学年上の試合で先発していたという餅山にとって初めて担う役割だ。新人戦では先発で起用されていたが、4月の試合で脳震とうを起こして戦線離脱。その間に仲間が活躍し、復帰しても先発の座を取り返せなかった。
 
「チームが勝つことは嬉しかったけど、自分がなにもできないという歯がゆさがあったし、最初は負傷のせいだと思っていたけど、復帰しても先発に戻れずに悩んだ。でも、やっぱり結果を残すしかない。なかなか取れなかったけど、今大会の初戦で点が取れて調子が戻って来たのかなと思う」と復調の手応えを話した。
 
 圧倒する力がなくても、チームとして粘り強く戦えば、先発クラスの力を持つ餅山の投入をきっかけに、勝ちに行く流れを作り出せる。頂点まで、あとふたつ。昨季とは違う勝利の方程式でヒガシが連覇を狙う。
 
取材・文:平野貴也(フリーライター)
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